最近、人気の南アフリカランドですが、どんな特徴があるのでしょうか?
まず、下の各国政策金利表を見ていただいても、ニュージーランドドルよりも高い金利です。この金利差を
使った、スワップ金利が大きいのが特徴で、その魅力の一番手です。
また、通貨が現在16円近辺で推移しておりますので、10000ランドを取引しても16万円程度ですから、
少額から取り組みやすいということも人気の大きな要素のようです。
また、南アフリカは、金やダイヤモンドの世界一の生産国であり、資源大国でもあります。特に、金の市況には
大きく影響を受けます。金の価格が上がれば、ランドも上がるという構図です。ある意味で、有事の際の
リスクヘッジということができるかもしれません。
また、FIFAワールドカップの次期開催国として、現在世界的な注目を集めています。
ワールドカップ景気というのがあるか?と思っています。
南アフリカの主要輸出産品が金であることから、金の価格がランドの為替相場に影響を与えることが多いです。
ここ数年は株式や債券に海外からの資金フローがあり、ランドを押し上げてきましたが、経常赤字の割合が
依然大きく、下げ要因として注意しておく必要があります。また、周辺国にはジンバブエなど政情不安定な国が
あり、ランド下落のリスク要因になることもあります。
|
国名 |
金利 |
1 |
トルコ(TRY) |
17.50% |
2 |
アイスランド(ISK) |
14.25% |
3 |
南アフリカランド |
9.50% |
4 |
ニュージーランド |
8.00% |
5 |
ハンガリー(HUF) |
8.00% |
6 |
メキシコ(MXN) |
7.25% |
7 |
香港(HKD) |
6.75% |
8 |
オーストラリア |
6.25% |
9 |
イギリス(GBP) |
5.50% |
10 |
アメリカ(USD) |
5.25% |
11 |
カナダ(CAD) |
4.25% |
12 |
ユーロ圏(EUR) |
4.00% |
|
日本(JPY) |
0.50% |
大変、人気の南アフリカランド
は、多くのFX業者が扱っています。
上記のように、不安定な要因のある通貨ですから、レバレッジはおのずと小さくせざるを得ませんし、取扱
単位が小さい方が、小刻みにポジションを取れますので、全体の管理にも有利です。
南アフリカランドの場合にも、思わぬことが起こった時の為に、信託保全されている業者を選ぶことを
おすすめします。
また、スプレッドは小さい方が良いのですが、スワップ派には、決済する回数が少ないので、あまり気には
ならないかもしれませんが、スプレッドの6銭は、結構大きいです。(実感です)
そういった意味で、私は、マネーパートナーズ
とセントラル短資オンラインの口座をおすすめします。
南アフリカランドの最近の為替レートですが、次のチャートの通りです。
2007年8月までの日足

平均値が、16円前後です。このチャートからでは、米ドルとほぼ同じ動きをしているように見えます。
2007年8月の急激な円高の時が、米ドルが、7.5%の下落、南アフリカランドが15%の下落ですから、
レバレッジをかなり低く設定しておかないと、耐えられなかったことになります。
下げる時は、一気に下げていますので、逆指値による安全策は、必要かもしれません。
ハイリスク・ハイリターンを追及されたい方は、おもしろい通貨だと思います。但し、
投資は、自己責任で!
★ シュミレーション ★
ここで、南アフリカランドの投資するかどうかを判断する為に、シュミレーションをしてみましょう。
買値は、平均値の16円とします。最近の最安値の14.7円のも耐えうる保証金は、1.3
万円です。
1年間に得られる、スワップ金利は、40円X365日=1万4600円です。
ですから、保証金に対する利率は、112%になります。
私が、米ドルに対して用意している保証金が5万円ですから、同じ方法で利率を出すと、117%
で、米ドルに
匹敵する通貨になります。
レバレッジは、米ドルに対して、23倍ですが、南アフリカランドに対しては、約12倍です。