この記事は、2007年11月の状況に基づき、書いています。最新の情報は、各自でご確認ください。
両建てとは、同じ通貨ペアの買いと売りのポジションを同時に持つことを指します。
両建てすることにより為替変動による差益・差損をゼロにすることができます。
両建ては、一般的には悪いやり方とされ、「両建ての両損」とも言われてtます。
では、なぜ、両建てで確実に稼ぐことができるのか? それを説明する前にこれを見てください。
(2007年9月28日のUS$・円スワップ金利)
FX業者によって、スワップ金利は違っていることは、ご存知だと思います。
ここで、目を付けるのは、FXCMジャパン証券 プレミアム口座の買いスワップとマネーパートナーズの売りスワップです。
FXCMジャパン証券 プレミアム口座の買いスワップとマネーパートナーズの売りスワップの差に注目です。
マネーパートナーズの売りポシションのマイナス(-133円)より、Foreland
Onlineの買いポシションのプラス(138円)の
方が高く設定されているのです。即ち、138円-133円=5円が、スワップ金利差として発生しているのです。
つまり、この二つのFX業者に口座を開設し、マネーパートナーズで米ドルの売り、FXCMジャパン証券 プレミアム口座米ドルの買いポジションを持てば、為替変動リスクをゼロにして、スワップ差分を稼ぐができます。
一般的に、買いスワップ金利が大きいFX業者と、売りスワップが小さいFX業者を組み合わせれば、良いこと
になります。
この裏ワザをする際に、注意すべきことは、次の2つです。
@ FX業者は、手数料無料のFX業者を選ぶ。
A FX業者は、ハイレバレッジが可能な業者を選ぶ。
ということです。
まず、手数料は、スワップ金利だけを目的にするのですから、手数料が掛かっては、損になります。手数料が
無料のFX業者を選びましょう。
次に、スワップ金利差は、たったの5円ですから、大きな取引単位でないと、資産は増えません。為替変動の
リスクはゼロなのですから、ハイレバレッジが選択できるFX業者で大きな単位の取引をする必要があります。
それでは、実際に、この裏ワザのやり方を説明しましょう。
@ 2つのFX業者に指値/逆指値で同じ価格で、買い建てと売り建てを入れる。
A 両方が約定したら、買い建て、売り建てに同じ値段で、指値と逆指値を入れます。ストップロスが掛かったら
元も子もありませんから、重要です。
B 後は、寝て待つのみです。
大きな為替変動があって円高に動いた場合には、買い建ては、逆指値が、売り建てには、指値が同時に
掛かりますから、そこで、取りあえず、ゲーム終了で、一旦決済になります。
逆に、大きく円安に動いた場合には、買い建てには、指値が、売り建てには、逆指値が同時に掛かりますから、
ここで、ひとまず決済になります。
10万通貨でこの裏ワザをやっている場合には、1日5円X10=50円X365日=18,250円/年の
お金が、為替変動リスクなしで、得られることになります。
レバレッジ100倍で運用しているとすると、23万円の資金で運用可能ですから、7.9%の年利になります。
但し、金利差がいつも同じとは限りませんので、ご注意ください。
まぁ、こんな裏ワザもあるという程度だと思ってください。
投資は、あくまで、自己責任でお願いいたします。
NZドル・円では、スワップ金利の離れが、もっと大きいことがわかりました。ご参考まで。
その差は、23円です。ユーロ・米ドル並みのスワップ金利ですね。