この記事は、2007年11月の状況に基づき、書いています。最新の情報は、各自でご確認ください。
株をやっていると、信用取引の売り建てをすることにより、キャピタルゲインを確定させた上で、株主優待の
権利を取るというやり方があります。(株主優待生活のすすめ・「繋ぎ売りの活用法」参照)
それと同じような方法が、この裏ワザです。この裏ワザは、FXの裏ワザ(その1)を活用していますので、
まだ、FXの裏ワザ(その1)を、お読みいただいていない方は、先にその1をお読みいただくと良くわかると
思います。
通常、為替の動きと言うのは、じわじわと上がって行って、一気に下げるということが多いと思います。
そこで、一気に下げる前に、キャピタルゲインを確保しておいて、しかも、スワップ金利もゲーム終了まで
いただいてしまおうというのが、FXの裏ワザ(その2)です。
この方法は、スワップ金利差の大きいニュージーランドドル・円ですると効率が良いので、ニュージーランドドル・
円を例にとって説明します。
@ ニュージーランドドルを、上昇トレンドの時に、買い建てします。これが、このゲームの開始です。
A 買い建てより、8円為替が上昇した時に、別の口座で売り建てします。(ここで、両建ての状態になり、
80,000円のキャピタルゲインが確定します。)
B 両建ての両方に、±4円で、指値・逆指値を入れます。(この時点で、上下どちらかを突破するとゲーム終了)
C この時点から、為替レートが、上下4円、どちらかの幅を超えれば、両方の建て玉が、ほぼ同時に約定
しますので、ゲーム終了です。
これを、実際の過去の動きで検証してみましょう。下の表のようになって、この2年間に2回のチャンスがあった
ことが、証明できます。
この場合には、2回とも、上値の方でゲーム終了になっていますが、すぐに大きく下落していることがわかると
思います。
ここで、この方法の前提条件を説明します。
@ 証拠金は、1玉に対して50,000円を用意する。 → ±4円の変動幅を確保する為です。
A 買い建ては、買いスワップが大きいFX業者の口座、売り建ては、売りスワップが小さいFX業者の口座を
使います。(FXの裏ワザ(その1)参照)
ニュージーランドドル・円のスワップ金利の差は、FXCMジャパン証券 プレミアム口座とマネーパートナーズの
口座を使うと、23円のスワップが、両建てをしているにも関わらず、もらえることになります。
この方法で、玉を建てると、
@ +8円になるまでは、172円/日のスワップ金利がもらえる。
A +8円になった時点で両建て状態になるので、キャピタルゲインの80,000円が確定する。
B +8円から、±4円の幅のレンジを超えるまでは、為替リスクなしに、23円/日のスワップ金利がもらえる。
ということになり、キャピタルゲインとスワップ金利の両取りという、欲張りな方法です。
もちろん、もっとキャピタルゲインがあるかもしれませんが、私の株式での繋ぎ売りの経験からは、かなり
有効な方法としてオススメ出来ると思います。
但し、投資は、あくまで、自己責任でお願いいたします。