株主優待生活のすすめ
少額投資でも、企業から贈り物が届く、株主優待株から株式投資をはじめる方法をご紹介します。


(注:2007年5月における記事です。その後、各社とも変更等がございますので、適宜ご確認ください。)

★ 証券会社に口座を作ろう! ★

 2−1 手数料の安い証券会社に口座を作ろう!

株主優待狙いの株は、少額投資、高配当、おいしい優待、長期投資です。

ですから、売買手数料が、1回当たり1000円を超えるようでは、20万円で株を買ったとすると、0.9%、
往復で1.8%も手数料を払うことになれば、買った時と同じ価格で売ったとすると、配当や優待ではカバー
しきれません。

ましてや、10万円の株であれば、3.6%についてしまいます。

それから、株主優待は、現物取引のみに与えられる特権ですので、信用買いをしていても、権利はありません。

じっくり、割安の時に仕込むのが、株主優待株ですので、指値注文が長く期間指定ができる証券会社
おすすめです。

一度、買ってしまうと、長期保有を原則にしていますので、逆指値等の機能は、あまり必要ではありません。

私の経験では、半値になったものの多くありますが、その後には、必ず買った時の値段以上には、戻っています。

買う際に、割安であることを、最重要視点で買っている以上、”株で損をした!”ということは、あまりおきません。
(損切りをして売らない限り)

ですから、手数料が安いという視点で、証券会社を選ぶのは、とても重要になってきます。

幸い、今年に入って、GMOインターネット証券と、ジョインベスト証券が参入してきて、価格競争が激しくなって
きて、再度の値下げをした証券会社が多くあり、とても有利になっています。

できれば、少額投資は、タダで取引できればベスト です。

次回では、おすすめの証券会社をご紹介します。


丸三証券では、1日20万円以下は手数料無料です。少額投資にはもってこいの証券会社です。

 2−2 手数料がタダ又は格安な証券会社 

ここでは、株主優待株をゲットするのに手数料がタダ又は格安の証券会社をご紹介します。

株主優待株は、安定的な経営をしていて、個人投資家をターゲットに株主を増やそうとしている会社に投資
することですので、そういった会社は、少額でも買える単元株にしていることが多いのです。

ですから、2年前までは、10万円以下でも買える株が結構あったのですが、今では、株価が上がって、
少なくなってきています。

そこで、20万円以下の手数料が安い証券会社がおすすめです。

おすすめNo1証券会社丸三証券です。管理人も口座を持っており、実績からもおすすめできます。

その1番のおすすめ理由は、1日20万円以下の手数料がタダということです。
20万円以下株式手数料無料サービスは、2009年6月18日に終了しました。)

管理人は、原則として20万円を基準に優待株を選んでいますので、ほとんどの優待株が、手数料タダ
売買できています。

また、口座を開設して2ヶ月は、いくら売買をしても、手数料が無料です。投資資金のある人は、買いだめも
できますね。

10万円以下無料という証券会社は、イートレード証券、松井証券等がありますが、実際には、ほとんど
そういった株はないので、客寄せ価格といっても良いでしょう。

20万円以下無料としているのは、丸三証券のみです

おすすめNo2証券会社は、GMOインターネット証券です。

20万円以下は、105円で、信用取引では、1約定すべて100円ですので、信用で買って、現引きする手も
あります。

管理人も、2006年6月に口座を作って、株主優待株を仕込みました。

おすすめNo3証券会社は、岩井証券です。

10万円以下が、84円、20万円以下が、168円です。逆指値も使えますし、指値指定期間が1ヶ月と長い
のも特徴です。昨年値下げに踏み切りました。

管理人もすぐに、口座を開設しました。口座開設から、3ヶ月間は、1日30万円以下は、手数料がタダです。
この3ヶ月間に、株主優待株を仕込みました。

各証券会社の手数料や機能、無料で出入金できる銀行等を、別表でまとめています。参考にしていただければ
幸いです。

おすすめ証券会社あれこれ

証券会社徹底比較表

証券会社おすすめポイント詳細

を参照して比較検討してください。 

 2−3 現物に慣れてきたら信用取引口座を作ろう!

現物取引に慣れてきて、ある程度株主優待株を保有できるようになってきたら、信用取引口座を作ることを
考えてみましょう。

信用取引は、大きなリスクを取って株の取引をするというイメージがあります。確かに、信用取引は、投資
金額が大きくなるので、失敗して大損を出している人も多いので、注意が必要ですが、使い方によっては、
大変有効に使えるのも事実です。長期投資用の株主優待株を、信用取引の担保証券にすると、株主優待株
が、眠っている時も働いてくれていることにもなります。

ここでは、信用取引口座を使って、リスクを回避しながら、株主優待株に投資する方法をご紹介いたします。

この方法が取れるようになったのは、今年に入って、証券会社の手数料が大幅に安くなったことが大きな要因
です。しかし、株式投資には、常に、リスクは付き物ですから、投資は自己責任でということは、肝に命じて
おいてください。

信用取引口座のメリットは下記のようなものがあります。

@ 保証金や現物株を担保に入れることで、資産の約3倍の取引ができる。
A 現引き、現渡しという手法があり、手数料が掛からない。
B 証券会社によっては、一般信用銘柄があり、逆日歩が掛からない。

逆に、信用取引のデメリットは、下記のようなものがあります。

@ 信用買いには、買方金利、信用売りには、貸株料が掛かる。
A 信用管理費等の、現物にはないコストが掛かる。

こういった信用口座のメリット、デメリットを理解した上で、次のような、活用方法をご紹介します。

メリットでもご紹介しましたが、信用取引では、自己資金の約3倍の取引ができます

銘柄選択で1発必中というのは、難しいので、信用買いを利用して、3銘柄に分散して買います。そうすれば、
権利確定までに、最終的に残したい銘柄を決めれば良くなります。中々、株は自分の思ったように動いて
くれないものですから、こうすれば、3倍の確率で、自分の思ったように動く株が、最終的に、現引きという
方法で、その際の手数料なしで手に入れることができます。

現引きする時には、現物を買うのと同じですから、現物を買うのに必要な資金がいります。残りの2銘柄は、
貸方金利と取引手数料を支払って決済することになります。

こうすることによって、現物だと1発必中でなければいけかった銘柄選択が、多少の手数料は掛かりますが、
3択になるというメリットがあります。銘柄選びによる失敗が少なくできます

この時の、注意事項は、必ず現引きしないと、信用買いのままでは、優待の権利は発生しませんので、注意
してください。

次に、権利落ちのリスクを回避する方法です。

通常、権利確定日の次の日は、権利落ち日といって株価が下げます。株の流通量が少ないものほど大きく
権利落ちで株価が下がります。

それを回避する方法が、権利確定日に、確定させようとしている銘柄を信用売りし、株価が大きく下げた場合
には、現物を現渡しして、株価下落のリスクを回避するというものです。この方法を、繋ぎ売り、又は、両建て
と言います。(配当金は、売りと買いで相殺されて受け取れません。優待の権利だけに有効です。)

しかし、この方法は、あまりおすすめすることは、出来ません。私も何回かこの方法をしてみましたが、逆日歩
という恐ろしいものが発生して結局、リスク回避どころか、大損をしたという経験が多いからです。

逆日歩というのは、信用買いよりは、信用売りの方が多くなって、株が足りなくなる為に、お金を出して株を
借りてこないといけなくなり、その株を借りるコストのことで、1株あたり何円、何銭/日、掛かるようになります。
逆日歩のコストが、優待の金額を超える場合も多くあります。

流通量の少ない株主優待株は、この逆日歩が権利確定日に掛かることが多いので要注意です。前日まで、
注意深く信用倍率を見ていても、権利確定日には、権利落ちの株価下落回避の信用売りが大量に入ります
ので、当てにはなりません。流通量の少ない銘柄では、この方法は取らないことをおすすめします。

そこで、おすすめなのが、一般信用銘柄(通称:無期限信用)といって、逆日歩が発生しない銘柄があります

現在のところ、一般信用の売り建てが出来る証券会社は、
松井証券岩井証券カブドットコム証券
大和証券等が取り扱っています。但し、貸し株料が、制度信用よりは、高くなっています。

この一般信用銘柄で、上記の方法で株価の権利落ちの下落リスクを回避するのは、ひとつの方法だと考えて
います。

今のところ、一般信用銘柄は、数が少ないのと、証券会社が限られているという点が、問題ですが、徐々に
増えてくるのではないかと思っています。

                            

これらの証券会社では、一般信用(無期限信用)の売り建て扱っています。
おすすめNo1は、岩井証券です。

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