株主優待生活のすすめ
少額投資でも、企業から贈り物が届く、株主優待株から株式投資をはじめる方法をご紹介します。

株の格言・いろいろ(その1)


 ★ 下手なナンピン、スカンピン ★ 

株の格言に、「下手なナンピン、スカンピン」というものがあります。

ナンピン買い」を戒める格言で、それだけ、ナンピン買いをして失敗したことがある人が多いということな
のでしょう。

とは言え、私のような「ナンピン愛好者」がいるのも事実です。

ナンピン買いは、まずいやり方なのか、有効なやり方なのか? その前に、「ナンピン」とは、何なのか説明
したいと思います。

ナンピンとは、「難平」と書き、困難を平らにするという意味です。上昇すると思って買った株が、思惑に
反して下がった時に、買いの平均コストを下げる為に、買い増す手法です。株価が上昇に転じた場合には、
いち早く利食い圏に達して、利幅が大きくなります。

しかし、「ナンピン買い」をするには、次のような条件の時に限った方が良さそうです。

@ 安値圏で買った時のみ、有効。
A 余裕資金で行う。
B 下げ幅を決めて買い下がる。
C 上昇トレンドに転じたら、売り急がない。


ということらしいです。

私は、良くナンピン買いをするのですが、BとCには、問題があるようです。

ナンピン買いをする銘柄は、買う時に、「お買い得」と思った銘柄ですから、安値圏のはずです。現物で買うわけ
ですから、余裕資金での購入ということになります。

しかし、私は、下げ幅を決めているということはなく、「これくらい下げればナンピンしても大丈夫」という基準の
ない感覚でナンピンしています。ある程度の、下げ幅の自己ルールの設定が必要なのかな?と思っています。

また、ナンピンした方の株は、ナンピン価格を少し上回ったところで、利確してしまっています。いわゆる、
やれやれ売り」ですが、上昇トレンドに入っているのだから、売り急ぐ必要はないはずなのですが、早売りに
なっています。これも、改善すべき点のようです。

このように、ナンピン買いをすることは、一概に悪いとは言えないようですが、上記の条件を守った上での、
「ナンピン買い」ですので、泥沼に嵌った人も多くいるようですので、ご注意ください。


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  閑散に売りなし ★ 

株式格言シリーズ第2弾で、今回は、「閑散に売りなし」です。

「閑散に売りなし」とは、株価が、長期に渡って下げて、安値圏で保ち合い状態に入っている株は、
売りも出尽くしていて、もう売り物がなくなっているという意味
です。

こういった株は、少しの好材料でも株価が上がる可能性があるので、仕込みのチャンスであるというのです。

確かに理屈ではそうですが、ず〜〜〜と安値圏で放置され続けられている株もありますよねぇ〜〜〜

売りがなければ、上げるしかないわけですが、安値圏に放置されている株であれば、何でも良いというわけ
ではないようです。

そこで、「割安株」といって、PERやPBRは良い数値を示しているにも関わらず、出来高も少なく、全く評価
されていない、人気のない株が出てきます。

いわゆる、「何でこの株、こんなに安いの?」って思える株のことです。

割安株は、名証の2部等には、ごろごろしています。名証の2部まで行かなくても、最近の株主優待株のように、
出来高の少なくなっている株には、多く見受けることが出来ます。

もちろん、割安株が、すべて上がるということではありませんが、割安株を狙う手法は、比較的リスクが少なく、
利益を狙える方法である
ということを、この格言は言いたいのだと、私は理解しています。

基本的には、私は、この方法で、いわゆる「逆張り」です。お買い得な株を買って、値上がりするのを待つタイプ
なので、人気の出た株に、ちょうちんする気は、全くありません。これが、資産が増えていない原因なのでしょう
が、実は、資産が増えていない原因は、別にあります。

ほとんどの「逆張り」銘柄は、思った通り株価が上昇しているのです。それでは、何故、資産があまり増えて
いないかと言えば、早売りしてしまっているのです。待つ時間は、長かったのに、上げはじめると、20%くらい
儲かったところで、売っちゃっているんです。

その後、2倍、3倍になった銘柄がいくつあるか・・・・

ですから、最近は、株主優待株を中心に買うようにしています。優待に目がくらんで、売れないからです。(笑)

このバリュー株投資は、株主優待株投資をしている人には多く見受けられます。株主優待株投資は、基本的に、
長期投資であり、長期的な値上がりを期待して投資しているからなのでしょう。

最近、ジャスダック銘柄に割安株が多くなってきました。同じ規模の会社であっても、東証の1部とジャスダック
では、株価に開きがあります。市場の信用力が株価に開きを与えているようで、ジャスダック市場は出来高が
減ってきており、お買い得銘柄が、満載の市場になるかもしれませんね。

 ★ 見切り千両 ★  

株式格言シリーズ第3弾で、今回は、「見切り千両」です。

一時の損を切る勇気は、後々の千両(利益)に結びつく」という意味です。

「見切り」とは、見込みがはずれた時に、あきらめて捨てる行為です。要するに、株式投資では、「損切り」の
ことです。

即ち、この格言は、「損切り」を勧めているのですが、私には、ちょっとピンと来ません。

何も考えずに、勘で買った銘柄なら、それでいいでしょうが、最近は、単元が小さくなっているとは言え、株を
買うのは、大きな買物です。

例えば、テレビを買う時だったら、充分な検討をするはずです。株は、テレビよりも、もっと高い買物をするの
ですから、安易な理由で買うとは、思えません。

それが、少々、思惑と違って、株価が下がったからといって、すぐに損切りできるでしょうか?

私は、株を買う時は、その株と結婚するのと同じだと思っています。ですから、一生付き合うつもりで買っている
株がほとんどです。

もちろん、半ば遊びで買う銘柄もありますから、それらは、ゲームと割り切っているので、損切りも良いでしょう。

ですから、この「見切り千両」という格言は、私は、「簡単に損切りできるような株は買うな!」と理解するのが、
適当なのかな?と思っています。



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 ★ 利食い千人力 ★  

株式格言シリーズ第4弾で、今回は、「利食い千人力」です。

利食い」とは、株式を一旦売って、利益を確定させることで、「利確」として使っておられる方も多いと思います。

この格言は、「利食いをすることが、いかに投資家に安心感を与えるか!その心の余裕が相場を冷静に見る
ことが出来るようになり、利食いの効用は、千人の味方をつけたも同然である」ということです。

どんなに株価が上昇しても、売らない限り含み益に過ぎません。相場が下落すれば、あっという間に、含み損の
世界へ逆戻りです。

確かに、利食いをすることで、心に余裕が出てきて、冷静になれるというのは、当たっています。

しかし・・・・・それが中々出来ないから、こういった格言があるのでしょう。

そこで、「2度に買うべし、2度に売るべし」という格言があります。この方法は、自分でやってみても、有効な
手段だと思います。1度目の売りは、高望みせずに、ほどほどのところで利益確定させると、気が楽になって、
2度目の売りが、上手に出来ることが良くあります。

ただ、問題は、2度に買うだけの資金があるか?ということなんですけど・・・・・

出来ることなら、「2度に買うべし、2度に売るべし」を実行したいですね。

 ★ 麦わら帽子は、冬に買え ★  


麦藁帽子は、冬に買え!」という格言があります。

一般的には、「麦藁帽子は、夏に必要で、冬の安い時に買っておけば、夏に高くなった麦藁帽子を買う必要は
ない。」という意味のことで、多くの投資家が無視する銘柄を、安値圏に放置されている時に、買って
おけば、儲かるという格言
です。

しかし、麦藁帽子が、夏に必要になるのは、自明の理で、夏に麦藁帽子が高くなるのはわかりますが、放置
された株が上がるのは、どうでしょうか?

そもそも、「絶対に上がる株」が存在すれば、全財産をつぎ込んでも儲けられます。しかし、現実には、「絶対
に上がる株」など存在しない
わけで、この格言は、「周囲の投資家と同じ発想では、勝てない」といっている
ようです。

これまで、株式相場では、何回かブームがやってきており、一番大きかったのが、89年末にピークを迎えた、
バブル」です。天井圏でも、尚、多くの投資家が、「まだ上がる」と、押し寄せるので、天井知らずになりました。

「皆が参加するから、皆で買うから安心だ」という発想が、大きな失敗を招いたのでしょう。

この、「麦藁帽子は、冬に買え」という格言は、「麦藁帽子は、夏に買うという常識を捨てよ!」といっている
のではないかと思います。




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 ★ 買いは処女のごとく、売りは脱兎のごとく ★  

買いは、処女のごとく、売りは、脱兎のごとく」という相場訓があります。

これは、株を買う時は、くれぐれも慎重に、売る時は、素早く売れというものです。

要するに、私のような、買いに関しては、買い急ぎをしたり、売りの時は、先延ばしにしている投資家が多いと
いうことでもあります。

私が、いつも感心している人が、「ダイニングの琉球優待生活」のダイニングさんです。

ダイニングさんは、幾つかの株式売買の自己ルールを設定して、徹底されています。その自己ルールの
一つが、「買いは、指値、売りは、成行」です。

私のような、チキンハートの持ち主ですと、特に売りの成行が出来ません。その結果、売りそびれた銘柄が
いくつあるか・・・・・・

どうしても、有利な値段で売りたいという気持ちが働いて、指値を高めに設定して、結局売りそびれるという
ものです。

この「買いは、処女のごとく、売りは、脱兎のごとく」という格言は、私流に理解するには、「買いは、指値、
売りは、成行
」と置き換えるのが適当なのではないかと思っています。


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 ★ が浮かんで、木の葉が沈む ★  

株式格言シリーズ第7弾で、今回は、「石が浮かんで、木の葉が沈む」です。

本来は、池の水面に「石が浮かんで、木の葉が沈む」なんてことは、ありません。ですが、相場の世界では、
「起こり得ないことが起きる
ということの例えです。

優良株が、安値に放置され、ボロ株が大相場を演じるということは、株式市場では、当たり前に起きています。

私の持ち株で、もうかなり長く保有し続けている株があります。(別名、塩漬け株)それは、パラマウントベッド
(7960)で、2000年に買っていますから、もう7年持っていることになります。

私には、この株が、何故、こんな安値に放置されているのか?とても理解できません。いつも、「おかしいな?
おかしいな?」と思って株価の動向を見ていますが、放置されっぱなしです。

それどころか、すでに赤字決算になると発表しているのに、それを正式に発表すると、すぐに、大幅安になり、
悪い方には、敏感に反応します。

パラマウントベッドは、無借金経営で、国際優良株です。昨年は、介護保険法が改正されて赤字決算を
しましたが、PBRは、1.02倍ですし、配当も年50円配当で、利回りは2.2%になります。これからの
高齢化にもテーマが合致していますし、私的には、「絶対に上がる株」なのですが、現実はそうではないのです。

この「石が浮かんで、木の葉が沈む」という格言は、「自分が常識だと思っていることも、疑ってかかれ!
と理解するのが、適当なのかな?と思っています。


 ★ もうはまだなり、まだはもうなり ★  


今日は、株式格言シリーズ第8弾の「もうはまだなり、まだはもうなり」の話をします。

皆さんも、「もう、そろそろ、株価の下落が止まって、上昇に転じるだろう」と思ってナンピン買いをすると、
「まだ、まだ」下げちゃった、という経験があるのではないでしょうか?

その反対に、「まだ、この株を売るのは早いだろう」と思っていると、株価が調整をはじめてしまった、という
経験もあると思います。

私は、こういう経験だらけです。10回のうち、うまく行くことは、1回あるかないかです。

この「もうはまだなり、まだはもうなり!」の格言は、「願望を捨てて、現実をよく見なさい」と言っているようです。
とかく、株に没頭していると、「あばたも笑窪」になりがちです。他の投資家から見ると、「何で???」と思える
ようなことは、平気でやってしまいます。

株を買おうとする時、売ろうとする時、この「もうはまだなり、まだはもうなり!」を思い出して、少し立ち止まると
良いかもしれませんね。



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