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SCで、東坡肉(豚の角煮)!

★ ティファール・スチームクッカーで、東坡肉(トンポーロウ)を作ってみた件 ★

東南アジアでは、中華料理の人気メニュー東坡肉(トンポーロウ)ですが、近年は、手間が掛かるなどから、ちょっと高級なお店に行かなければ、食べられなくなっています。

私は、東南アジアに仕事で、赴任していた時期が長いので、東坡肉(トンポーロウ)の味が懐かしくて、懐かしくて・・・・・・自分で作ってみたくなってしまった・・・・というわけです。(笑)

東坡肉と、豚の角煮って、どこが違うの?と思われる方も、いらっしゃいますが、皮が付いているのが、東坡肉で、皮の付いていないものが、豚の角煮と考えてもいいのでは?と思っています。

本来の作り方は、結構複雑で、油で揚げたり、茹でたり、煮たりして作りますが、今回は、その東坡肉を、ティファール・スチームクッカーで、蒸しただけて作ろうと、挑戦してみました。

★ 東坡肉(トンポーロウ)とは? ★

東坡肉(トンポーロウ)は、皮付きの豚のバラ肉を、一度揚げるか、茹でるかして余分な油を取り、醤油と紹興酒、砂糖で煮含めた料理で、北宋の詩人蘇軾が考案したとされ、料理の名前は彼の号である「蘇東坡」に由来します。

一般的には、浙江料理の1つで、杭州の名物料理ですが、各地で、バリエーションも多く、沖縄の「ラフテー」も、東坡肉の沖縄版(紹興酒の代わりに、泡盛を使ってください。)、鹿児島の「豚骨(トンコツ)」も、東坡肉の鹿児島版(紹興酒の代わりに、薩摩焼酎を使ってください。)です。



使用したスチームクッカーは、ティファール製の「T-fal 電気蒸し器 スチームクッカー ウルトラコンパクト VC100571 」と、同仕様です。

   

★ 東坡肉(トンポーロウ)を作ってみよう! ★

先に述べたように、今回は、本来の「揚げて、茹でて、煮る」のではなく、スチームクッカーの特性を生かして、「蒸しただけで作る」ことにしました。

こちらが、今回、用意した、豚バラのかたまり肉です。3人分で530gです。



上記のように、トンポーロウは、皮付き肉を使用しますので、皮を取らないでくださいね。

その豚バラ肉に、まず、クレージーソルトを強めに振り掛け、おろしにんにく (チューブタイプ)を塗り込みます。



ちょっと気取って、バジルも、掛けてみました。(笑)



肉を、切り分けますが、調理すると小さくなりますので、大きめサイズに切ります。今回は、7つに切りましたので、1つ当たり、75gになりました。

今回は、揚げる代わりに、4つは、フライパンで、表面を焼き 、残りの3つは、そのままで、全く何もしないものと比較してみることにしました。



フライパンで、表面だけを焼いたのですが、その時点で、すでに小さくなってきています。

スチームクッカーに、表面を焼いたもの4つと、何もしないもの3つを入れます。



蓋をして、20分ほど、蒸していきます。これで、余分な脂分が落とすという作戦です。



目盛りを20分にセット して、蒸し始めます。



その間に、煮込み用の材料を用意します。

          300cc
 しょうが      3cm
 砂糖       大さじ3
 みりん      大さじ2
 オイスターソース    大さじ1
 酒(紹興酒)     100cc
 醤油       大さじ3
 八角       2個

まず、耐熱容器に、水と酒を入れます。紹興酒があれば、より中華風になります。



次に、砂糖、みりん、オイスターソース、醤油、おろししょうが を入れて、よく掻き混ぜます。



最後に、八角2個を入れます。これで、本格的な、中華の味と香りになります。



20分経って、豚バラ肉が、蒸し上がったようです。元々は、ほぼ同じ大きさの豚バラ肉でしたが、蒸し上がって、完全に火が通っても、表面を焼いたものの方が、小さくなっています。

仕切り板の下に、受け皿がありますが、脂分で、ベトベトになっていました。



スチームクッカーを2段重ねにして、中仕切りを取って、耐熱容器を、スチームクッカーの中に、セットします。

耐熱容器の中に、蒸し上がった豚バラ肉を入れていきます。

灰汁取りのネギを入れて蓋をし、45分間 、蒸していきます。





45分後、出来上がったのが、こちらです。ピントがちょっとズレていますが・・・・・(笑)



器にとって、洋辛子を乗せ、刻みネギをトッピングして、完成です。



見事に、おいしいそうな、東坡肉(トンポーロウ)が、完成しました。

早速、いただいてみましたが、出来立てでしたので、お箸で、するっと切れるほどには、柔らかくなっていませんでした。

翌日、晩酌用に残しておいたものを、さらに煮込んでいただきましたが、しっかりと、お肉が柔らかくなっていましたので、もう少し、じっくりと煮込むといいようです。

が・・・・・お肉が、もっと小さくなっていたような・・・・・・(笑)

今回のやり方では、お肉が箸が通るほどに柔らかくなるには、ちょっと煮込む時間が足りないのかな?という気はしますが、夕ご飯のおかずということであれば、十分に、おいしい料理になっています。

また、表面を焼いたものと、焼かなかったものに、味や、柔らかさの差はなく、お肉が小さくならないので、表面を焼かずに作るのがオススメです。

恐らく、煮込む際に、煮崩れするのを防ぐために、表面を固めているんでしょうが、スチームクッカーの場合には、煮崩れしません ので、必要はないようです。

★ 作ってみての感想 ★

さすがに、ティファールのスチームクッカー・・・・・ばっちり、おいしく出来上がっていました。



八角の香りが、中華風を演出して、とてもおいしい東坡肉(トンポーロウ) が、出来て、オススメのレシピになりました。今回は、日本酒を使いましたが、紹興酒を使うと、もっと中華風になると思います。

東南アジアで食べていた東坡肉(トンポーロウ)が、自宅で作れるのは、いいですね。日持ちのするものですので、多めに作っておいて、お摘みに、チビチビと食べるのも、また、良し!

材料も、安くて済みますし、晩酌のお摘みには、最高の一品です。是非、お試しあれ!

最終更新日 : 2016年8月4日

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