★ 真空保温調理器で、鶏飯(けいはん)を作ってみた件 ★
真空2重構造で、保温効果が大きく、火で煮込む代わりに、余熱を利用して料理を仕上ることが出来る調理器です。
色々なメーカーのものがあって、お値段の方も、お高いものが多い中、お手軽品の「保温調理鍋 プロフィットクッカー 真空二重構造 3.5L 」を、アマゾンで買いました。
炊く、煮る、茹でると万能料理に対応できるという触れ込みですが、やはり、煮込み料理に最も、効果が出るのでは?ということで、豚の角煮を作ってみることにしました。
構造的には、魔法瓶の中に、内鍋があるような構造で、外鍋が、真空2重構造になっていて、遮熱効果が高いことを利用した調理器です。
★ 鶏飯(けいはん)とは ★
鶏飯(けいはん)は、鹿児島県奄美群島で作られる郷土料理で、鶏飯は、だし茶漬けに近い食べ物です。
茶碗に盛った米飯に、ほぐした鶏肉、錦糸卵、椎茸、パパイヤ漬けか沢庵漬けなどの具材と、葱、きざみ海苔、刻んだタンカンの皮(陳皮)、白胡麻などの薬味をのせ、丸鶏を煮て取ったスープをかけて食べる料理で、紅生姜を添えることもあります。
★ 「鶏飯(けいはん)」を、真空保温調理器を使って、作ってみよう! ★
■ 材料 ■
鶏むね肉の塊り 350g程度
卵(錦糸たまご用) 2個
刻みあなご 半パック
刻みネギ 適宜
紅生姜 適宜
出汁用調味料
水 1200cc
ネギ 10cmほど
塩 小さじ1
日本酒 小さじ2
薄口しょうゆ 小さじ2
黒胡椒 少々
まず、用意したのが、鶏むね肉で、今回のは、360gでした。
水1200ccを内鍋に入れて、鶏むね肉(皮つき)を入れます。
これに、塩小さじ1を入れて、長ネギを入れて、水から、茹で上げます。煮立ったら、保温調理器に入れて、4時間ほど、スロークッキングします。
茹でている間に、卵2個を使って、錦糸卵
を作ります。
4時間ほど経ったら、鶏むね肉を取り出します。煮汁は、スープ
に使います。
こちらが、茹で上がった鶏むね肉で、皮を取ります。皮は、良いスープが取れますので、付けて茹でています。食べてもおいしいです。
茹で上がった鶏むね肉を、繊維に沿って、ほぐしていきます。
こうして、主な具材の、錦糸玉子、茹で鶏肉、そして、本来であれば、椎茸の煮たものなんですが、私が、椎茸が苦手なので、同じような色合いの、刻みあなごにしてみました。
鶏むね肉を茹でた出汁は、薄口しょうゆと日本酒で味を調えます。塩味が薄い場合には、塩
を加えてください。
さ〜〜〜て、奄美大島の郷土料理の鶏飯をいただくことにします。
暖かいご飯の上に、具材を乗せます。薬味として、今回は、紅生姜を使いましたが、奄美群島では、パパイヤ漬けを使います。
鶏味のスープを用意します。
この出汁を、ご飯の上に具材を乗せたものに、ぶっかけます。
よく混ぜて、召し上がれ!
★ 使ってみての感想 ★
鶏肉を、じっくりと茹でるだけでなく、鶏出汁が取れて、真空保温調理器の本領発揮といった感じでした。
出来た鶏飯も、おいしかったのですが、ちょっとパンチに掛けるかな?という感じもしたので、黒胡椒を掛けると、味が引き締まりました。
お茶漬け感覚の料理ですが、何杯でも食べれそうです。
私が、椎茸が苦手ということで、代用した刻みあなごも、よくマッチして、おいしかったです。これも、あり!と思います。(笑)
私の分を作った後、家内の分を作る際に、彩りに、違和感があり、緑色が欠けていることに気が付きました。
しっかりと、葱を忘れていました。(笑)
ということで、こちらが、家内用に作ったもので、彩もきれいです。
この真空保温調理器の評価ですが、値段がリーズナブルの割には、機能的にもきちんとしていて、お買い得と思います。
ただ、煮込みに使う際に、最初に、内鍋で材料を炒めるのには、向いていないようです。フライパンで、炒めて内鍋に入れるように、解説書に書いてあります。
内鍋のステンレスの厚みが薄いことを少し差し引いて、この「保温調理鍋
プロフィットクッカー 真空二重構造 3.5L 」の評価は、○(★★★★)といたします。
最終更新日 : 2017年3月9日
|