ちょっとした工夫で、簡単に楽しめそうな、こんなことやってみた!
★ CHS(Capillary Hoop Stove)型アルコールバーナーを作ってみた件 ★これまで、副室加圧型オープンジェット式と、密閉式のアルコールバーナーを作ってみましたが、今回は、CHS式アルコールバーナーに挑戦してみました。 こちらが、完成品で、高さ4cmのものと、5cmのものを作ってみました。 尚、副室加圧型オープンジェットバーナーは、「アルミ缶を使って、アルコールバーナーを作ってみた件」に、密閉式バーナーは、「密閉型アルコールバーナーを作ってみた件」にありますので、そちらをご参照ください。 ★ CHS型アルコールバーナーの作り方 ★ 必要な材料は、アルミ缶2つだけです。 加工の方法は、「アルミ缶を使って、アルコールバーナーを作ってみた件」を、ご参照していただくとして、2つのアルミ缶を、このように4つの部位に切り分けます。真ん中の飲み口がついているものは、使いませんので、予備です。 トップピースとして、アルミ缶の底の部分を薄く切ったものを加工していきます。コンパスカッターで、中央部に穴を開けます。 通常、大きく開ける方が多いのですが、私の場合、中央部からの火力を落としたいので、少し穴を小さめに開けています。(大きな火力が欲しい方は、大きめに開けてください。) そして、ジェット孔を開けていきますが、CHS型の場合には、トルネード炎を期待しますので、穴を斜めに開けて、噴出しが、斜めになるように穴を開けます。 インナーパーツの方は、蓋の部分を切り抜いて、ラジオペンチで、型の部分から、折るようにして、蛇腹のように加工します。最後に、端部に、7mmほど切り込みを入れて、少し、中の方向へ織り込みます。 インナーパーツを、アウターパーツに押し込み、その上から、トップピースを押し込みます。第1作目は、やや設計ミスで、インナーパーツの長さが長すぎて、アウターパーツを少し織り込む予定でしたが、1mm程度しか折込が出来ませんでした。(笑) そこで、リベンジに燃えて、2作目を同様の方法で作りました。高さを少し低くして、4cmにしました。 今回は、アウターパーツが、トップピースを入れこんだ後、2mmほど残るようにできましたので、このように、手で内側に織り込んでいきます。 そして、最後まで織り込むと、このようになって、完成です。 私は、空き缶で作ったのがわかるように、塗装をそのまま、残していますが、金属タワシで、擦るとピカピカになりますよ。 ★ 燃焼実験をやってみた! ★ 早速、CHS型アルコールバーナーの燃焼実験を行ってみました。 中央部の開口部を小さくしている関係で、余熱に時間が掛かり、本燃焼に入るまで、1分程度掛かりました。 左が、1号機、右が、2号機ですが、どちらも、本燃焼に入ってからは、このように大きな火柱が出来て、中央部の開口を小さくした意味があまりないように感じました。 オープンジェット型のアルコールバーナーと比較してみることにしました。 本燃焼に入る時間は、やはりCHS型の方が早くなっています。 本燃焼に入ると、CHS型は、炎が真上に上がっているので、風に強く、ジェット型が大きく風に影響されているのと比較すると、比較的に、風に強いという印象です。 CHS型アルコールバーナーの印象は、火柱が、まっすぐに上がり、火力が、かなり強いという印象でした。 多めのお湯を沸かす際とかに有効そうですが、その分、燃料の消費も多いはずで、燃料が多めに入るような設計がいいのでは?という感じがしました。(何回も、燃料を入れればいいという考え方もあります。) ★ 2号機を改良! ★ 中央部の開口部を小さくすることで、火力を落とせるのでは?と思っていたのですが、その効果はあまりなく、本燃焼に入る時間が遅れるだけという結果になったため、2号機の開口部を大きくし、ジェット孔の大きさも少し大きくして、ジェット孔の勢いで、中央部の火柱を少なくする作戦で、下のように、手を加えてみました。 燃焼実験は、次の項目にありますので、下記参照です。 ★ アルミコーヒー缶で、CHS型バーナーを作ってみた! ★ これまで、右側のアルミ缶を使って作っていましたが、左側の方が上手に出来るかも?ということで、左側のアルミ缶を使って、CHS型アルコールバーナーを作ってみました。 用意ししたパーツは、上のものと同じです。 そして、出来上がったものが、こちらで、アルミ缶が一回り小さかったので、高さを高くしてみました。 サイズは、径:55mm、高さ:57mmです。 ★ 2号機改良型、3号機の燃焼実験 ★ 2号機改良型と、3号機の燃焼実験をしてみました。 どちらも、中央部からの火焔が大きく、ジェット孔からの炎が少ない感じです。 一応、3号機は、火焔に、トルネードが発生しています。 ★ 3号機改良型を作ってみた! ★ 3号機のジェット孔からの噴き出しが少ないのは、ジェット孔の大きさが小さいのでは?、インナーパーツの折込が少なかったのでは?と思い、インナーパーツの折込みを、8つから、16に増やし、ジェット孔の穴も、少し大きなものにして、作ってみたのが、こちらです。 3号機を分解して作りましたので、高さが低くなって、径:55mm、高さ:45mmです。 燃焼実験の様子 です。今度は、はっきりとジェット孔からの噴き出しが確認できます。 ジェット孔の向きを、横にしたのですが、斜め上方へ向けた方がいいみたいですね。 今回の実験でも、トルネードは確認できました。が・・・・・・やはり、結構、風に弱いことがわかり、エアコンの風でも、影響を受けていました。 屋外で使用する際には、風防は必須のようです。 最終更新日 : 2016年4月29日
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