ちょっとした工夫で、簡単に楽しめそうな、こんなことやってみた!
★ キャメルウィル・クッカーで、芋煮を作ってみた件 ★キャメルウィルクッカーと、自作のアルコールストーブセットを使って、山形名物の芋煮(いもに)を作ってみることにしました。 こちらが、五徳部分に改良を加えた、自作のアルコールストーブです。 これで、安定感がばっちりになり、キャメルウィル・クッカーの大(最大900cc)にも、耐えられるストーブになり、実用化できました。 今回は、自作のアルコールバーナーを使って、アルコールを燃料にして、芋煮を作ってみることにしました。 ★ 山形名物・芋煮(いもに)とは ★ 山形県の芋煮は、最上川の舟運との関わりが起源のようで、江戸時代には、秋の味覚として、最上川の河原で、食べられていたようですが、その頃は、牛肉や豚肉を食べる風習はなく、芋煮会は、野外で集団で鍋料理を囲む、収穫祭的な意味合いだったのかもしれません。 大正時代辺りから、肉を入れて食べるようになり、春のお花見に対して、秋の芋煮会が、定着していったようです。 山形県には、4つの地方がありますが、それぞれの地方で、味付けが違っていて、通常、「山形の芋煮」という場合には、山形市を中心とする、村山地方の味付けのものをいいますが、それぞれの地方の、主な特徴は、下記のようになっています。 村山地方 牛肉 醤油味(甘め) 最上地方 豚肉 醤油味 きのこ多め 庄内地方 豚肉 味噌味 置賜地方 牛肉 醤油味 豆腐、大根、人参 ★ 山形名物・芋煮を作ってみよう! ★ 広島県の某キャンプ場に行って、芋煮会をやるつもりだったのですが、当日は、あいにくの雨で、結局、屋根のある炊事場で作って食べましたので、写真が少なくなっています。ご了承を!(笑) ■ 芋煮の材料 (2人分) ■ 牛肉 150g 里芋 150g ゴボウ 50g マイタケ 半パック ぶなしめじ 半パック 白こんにゃく 1/4枚 白ネギ 1/4本 水 500cc 調味料 醤油 大さじ2 (濃いめの味が好きな方は、醤油の分量を増やしてください。) みりん 大さじ1 酒 大さじ1 砂糖 大さじ2 塩 小さじ1 @ 里芋とこんにゃくを水から煮ます。 里芋から、灰汁が出ますが、取らなくてもいいですが、気になる方は、取ってください。 A 次に、ゴボウと、調味料を入れます。 B 次に、きのこ類を入れます。 C 次に、牛肉を入れます。牛肉を入れると灰汁が出てきますので、取り除きます。 D 牛肉に火が通ったら、白ネギを入れて、完成です。 キャメルウィル・クッカーは、ステンレス製です。チタン製のクッカーもそうですが、金属部分が、薄いので、炒め物や、カレーなどの、どろどろ系の料理の場合、焦げ付きやすいという欠点をもっています。 味噌汁等の、汁物を作るのに向いていて、今回のように、水から煮込んでいく場合には、問題なく使えます。 ★ 芋煮のあとは、別のお楽しみが! ★ 山形の芋煮には、具材をいただいた後に、また1つのお楽しみが待っています。 それは・・・・・・残った汁を使って、締めとして、カレーうどんを作ることです。(その為、汁は、多めに作ります。) E 残った汁に、カレールーと、うどん(今回は、乾麺でしたので、先に、乾麺を入れて、柔らかくなった頃に、カレールーを入れました。)を入れて、締めのカレーうどんの完成です。 これが、芋煮の出汁が効いていて、関西系のカレーうどんのようで、おいしいんです。 また、お酒をいただいて、いい気分になっていますので、お酒の締めとしても、最高です。 が・・・・・注意しないと、上述のように、鍋の厚さが薄いので、焦げ付いてしまいます。(実際に、うどんが、焦げ付いてしまいました。) 今回の味付けは、山形県村山地方のもので、山形の芋煮として、最も一般的だと思われているものですが、上記のように、山形の地方、地方で味付けも具材も違っていますので、全味付けをトライしてみるのも良いかと思います。 また、山形県以外の地方でも、色々な芋煮があります。米が不作だった時には、里芋が食料として重要になってきますし、秋の味覚として、内陸部では、色々な郷土料理を生み出しています。 ここで、自作のアルコールストーブセットの評価ですが、実用に耐え、収納もコンパクトで、申し分ありませんが、アルコールバーナーの出し入れが、ちょっと手間が掛かるということで、○(★★★★)とします。 最終更新日 : 2016年8月16日
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