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唐津焼の基本的な様式 

唐津焼は、難しい。」というのが、私の印象です。

はっきり言って、どれが良いのか? 明治に一時的に、廃窯状態になってこともあり、有名な作家は、
中里太郎右衛門さんくらいで、種類も多いし、手法も多く、西の唐津焼、東の瀬戸焼は、難解なのでは
ないでしょうか?



        唐津焼の代表的な、三島唐津、朝鮮唐津、絵唐津

そこで、まず、唐津焼の、基本的な様式について、まとめてみました。

 

絵唐津

素地に鬼板で文様を描き長石釉や灰釉などの透明釉を施し焼成する。文様は木・草・花・鳥・人物など単純で伸びやかなものが多くみられます。

古唐津は日本で初めて絵付けを施した焼き物だと言われています。

 

朝鮮唐津

黒く発色する鉄釉と白濁する藁灰釉の2種類を使用する。鉄釉を下に掛け藁灰釉を上から流して景色を表現したものです。(上下逆の場合もある)

 

斑(まだら)唐津

長石に藁灰などをまぜて焼成し、粘土の中の鉄分が青や黒などのまだらとなったものです。ざんぐりとしていて、厚めに釉薬がかけられた湯のみなどは味わい深い。

 

三島唐津

李朝三島の技法を伝承したものです。象嵌の一種で、器がまだ生乾きのときに印家紋、線彫、雲鶴などの文様を施して、化粧土を塗って削り、また拭き取り加工をした後焼成したものです。

 

粉引唐津

褐色の粘土を使い素地が生乾きのときに化粧粘土を全体に掛けて乾燥させた後に、釉薬を掛けたものです。

その他にも、青唐津、掘唐津、刷毛目唐津、奥高麗 、等々もあり、奥が深いようです。

400年ほど前に、隆盛を極め、一楽二萩三唐津と言われるくらい茶陶にも、名を轟かせた、古唐津ですが、
明治以降は、多くの窯が、廃窯になりました。

中里太郎右衛門により、再興された唐津焼きですが、未だに、熱強い人気のある、古唐津について、
まとめてみました。

★ 古唐津の陶土の特徴 ★

力強くて焼き締まるのが唐津の土の魅力と言われ、一見荒い土でざっくり焼かれたように見える古唐津ですが、
その肌はきっちりと硬く締まっています。



古唐津は粘土ではなく、砕いた石を 原料にしているのではないかと考えられています。
唐津市周辺に大量にある砂岩です。
ここから質の良い土を取り出すことができると言い、堅く焼き締まる秘密はこの土の成分にあります。
実はガラスの原料となる長石が大量に含まれているのです。

有田焼の磁土も、実は、岩を砕いたものですし、砥部焼きの陶土も、砥石用の岩を砕いたものですので、
古唐津の陶土が、砂岩であっても、不思議ではありませんね。

★ 古唐津の手法 ★

古唐津には、ひも作りに、「叩(たた)き」という手法が使われたとされています。

これが、「叩きの面白さは、ひずみが出てくる、自然に。それが面白い、自然にデフォルメするところに
おもしろさがある。」とされ、唐津焼の魅力になっているようです。



この茶碗も、デフォルメの美なのでしょうか? 「変形の美」となっているようです。
                                            (記 : 2009年9月22日)

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