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2013年7月5日に、和歌山県和歌山市善明寺にある、瑞芝焼(ずいしやき)の窯元を訪れて買った、六代目・阪上重次郎(さかがみじゅうじろう)作の紀州青瓷のぐい呑みです。 「瑞芝」 大きさは、径:5.5cm、高さ:5.5cm程で、共箱、共布、栞付きです。 「瑞々(みずみず)しい芝」のように、透明感のある青緑色が特色の瑞芝焼ですが、このぐい呑みには、細い線で、ユーモア溢れる「鳥」が描かれています。「飛び魚」のものもあったのですが、こちらを選びました。 瑞芝焼には、「浮彫り」といって、釉薬の厚みで模様を出す方法と、「線彫り」といって、細い線で模様を付けた後、釉薬を薄く塗って、繊細な線を出す表現がありますが、私のぐい呑みは、後者のものです。 これまで、抹茶碗とぐい呑みを持っていましたが、文様が付いたものではなかったので、新しいコレクションができて、うれしく思っています。 瑞芝焼の窯元は、和歌山市内から、紀の川を渡って、山が迫ってくる善明寺という地区にあり、1階が工房で、2階が展示場になっており、私が訪れた時には、工房で作業をしておられましたが、快く、作業の手を止め、2階の展示室へ通していただきました。 展示室 ぐい呑みも、幾つかの種類の釉薬の作品があり、どうしようかな?と迷っていたのですが、やはり窯元へ来たのだから、伝統の「紀州青瓷 」がいいだろうなということで、選びました。 ぐい呑みを選んで、箱書きをお願いしたのですが、すべての作業が丁寧で、箱選び、箱書き、紐結び、和紙のカバー、うんんんん・・・・・・時間が掛かったなぁ・・・・(笑) 最後に、先生の写真を撮らせていただき、窯元を後にすることにしました。今回は、家内と一緒ではなかったので、ツーショットが撮れなくて、ちょっと残念でした。 先生は、首や、手首に、数珠のようなものをしておられるのがおわかりになると思いますが、陶器で作ったもので、肩凝りに効くんだとおっしゃっていました。こちらも、購入可のようです。 尚、瑞芝焼の歴史 等については、「五代阪上瑞雲作・青瓷茶碗 」にありますので、ご参照ください。 和歌山市の中央部の小高い丘の上に、和歌山城があります。暑い時期でしたが、がんばって、天守閣まで登ってみました。 和歌山城 和歌山市は、広島と同じく、空襲で、町のほとんどが焼けてしまいましたので、この和歌山城も、戦後に建てられたものです。内部は、展示室になっていますが、空襲で失ったせいか?、あまりびっくりするような資料品もありませんでしたし、江戸時代の瑞芝焼があるかな?と期待しましたが、ありませんでした。 また、和歌山といえば、「和歌山ラーメン」ですよね。スープは、こってりとした醤油豚骨で、実は、私は、あっさり系が好きなので、恐る恐る食べたのですが、意外とあっさりしていて、私にもOKでした。麺は、中細ストレート麺、チャーシューと、もやし、ねぎのシンプル系でしたが、特製の辛子味噌のようなものがあって、お好みで、味に変化を出すことも出来るようになっていました。 上のラーメンは、「ねぎ少なめ」と注文したものです。ここの和歌山ラーメンは、スープが覆われるくらいねぎがたっぷり入っているそうで、「普通」、「ねぎ少なめ」、「ねぎなし」から選ぶようになっていました。 私が、お邪魔したのは、ラーメン㋑ 十二番丁店で、最もベーシックなこのラーメンが、750円でした。 ハードな出張のスケジュールの間隙をぬっての今回の窯元訪問でしたが、良い和歌山での思い出ができました。感謝、感謝! (記 : 2013年7月9日)
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