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出石焼と但馬焼の窯元を訪問!

2014年7月21日に、兵庫県豊岡市出石町永澤兄弟製陶所を訪れて買った、4代永澤永信作・出石焼(いずしやき)のぐい呑みです。









大きさは、径:7.7cm、高さ:4.0cmのマット仕上げのぐい呑みで、共箱、共布(印なし)、栞付きです。

見込みの中には、磐梯山でしょうか?山の陰影が描かれています。

「白よりも白い」と言われる出石焼ですが、マット状の仕上げにすることで、大変、上品に仕上がっていると思います。

当日は、あいにくの雨で、じっくり出石の町を探索することは出来ませんでしたが、お目当てのぐい呑みが手に入って、喜んでいます。

永澤兄弟製陶所の展示室は、出石町の中心部にあって、歩いて散策できるところにあります。





私が、訪れた時には、永澤永信先生が店番をしておられたのですが、ちょっと強面の先生で、写真を一緒に撮ってもらうことをお願いする勇気がありませんでした。(笑)

折角、お会いできたのに、一緒の写真がなかったのが残念です。

また、窯のある場所もお聞きしたのですが、雨が降っており、行くことを断念しましたが、展示販売店のすぐ近くにあるそうです。

また、上田製陶所のお店も、出石町のメイン通り沿いにあり、作品を見せていただいたのですが、雨の影響もあり、写真を撮るのを忘れていました。

私が、オークションで手に入れた、下の画像のようなぐい呑みも、展示されており、2500円の値札が付いていました。(「上田鶴山作・出石焼の白磁ぐい呑み」参照)



ぎに、出石町から、豊岡市の城崎温泉(きのさきおんせん)に入って、但馬焼(たじまやき)・楽々浦窯(ささうらかま)へ出掛けました。そして、これが、その時に買った刷毛目ぐい呑みです。









大きさは、径:7.0cm、高さ:7.0cmほどの刷毛目のぐい呑みで、ぐい呑みとしては、やや大きめですが、「ぐい呑み(中)」と表示してありました。「但馬」の陶印があります。

但馬焼は、窯を開いた山根毅さん(当時(71))が、2003年に亡くなった後、小田垣かすみさんが、後継者となって、女性の陶芸家が作るやわらかく優しい雰囲気を持った食器や花瓶等の作陶を続けていて、お邪魔した時にも、女性の方3名ほどで、作品の仕上げをされていました。(但馬焼の歴史等は、「但馬焼のフリーカップ」をご参照ください。)



 展示室

窯も見せていただけませんか?とお願いすると、こころよく、場所を案内していただきましたが、初代が作られた穴窯は、最近は、使っていないということでした。



また、おまけで、下のサザエをモチーフにした箸置き(55mmX38mmX20mm)をいただきました。いかにも、女性陶芸家の作品らしいやさしい箸置きですね。



その日は、城崎温泉に泊まって、但馬牛、ずわい蟹等の御馳走をいただき、満足、満足でした。



城崎温泉では、丁度花火大会が開かれる時に重なり、ホテルの部屋から、見事な花火を見ることが出来、ラッキーでした。また、翌日は、城崎マリンワールド、天橋立を観光して、帰路に着きました。

昨年の唐津に続き、母を連れて行きましたが、我が家の近場の窯元を制覇してきているので、どんどん遠くなって、マイカーでの1泊旅行は、厳しくなってきました。来年は、どこにしようか?今から、困っています。(笑)

★ 作家 プロフィール ★

 4代 永澤 永信 (ながさわ えいしん)

昭和13年出石町生まれ。
昭和36年京都美術大学工芸科(現京都市立芸術大学)卒業。
昭和40年に日展に初入選。現在までに計29回入選。
昭和54年に由緒ある「永信」の四代目を襲名。
平成7年および平成12年に日展特選を受賞。
兵庫県文化賞受賞。日展会員 兼 審査員。

                                                (記 : 2014年8月2日)

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