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2014年10月14日に、3度目のミャンマーのヤンゴンで買ったミャンマー青磁の茶碗です。 大きさは、径:13cm、高さ:6.5cmほどの自然灰釉が、半分強掛かった青磁の茶碗です。表と見込には、自然の灰釉が緑深く入って、景色を出しています。 自然の灰釉が掛かっていない部分には、鉄絵で何か描かれていますが、自然灰釉が掛かったところは、見えませんので、薄く灰釉が掛かることを期待していたかもしれません。 見込にも、鉄絵で何かが描かれていますが、灰釉に隠れて何なのか?、よくわかりません。 一応、轆轤成形していますが、器体は厚く、成形技術は、まだまだ進んでいない感じです。 この茶碗も、前回行った、ヤンゴン市にあるAUGUSTINE'Sという骨董店で買いました。店内は、写真撮影禁止ですので、前回、写真を撮るのを忘れていましたが、今回は、外部からの写真を撮ってきました。 一応、看板はあるものの、ゲートは、いつも締まっていて、お客さんが来ると開けて入れてくれます。店内の骨董品は、仏像や、ミャンマー漆器が主で、陶器はあまりないのですが、今回、この茶碗と、薄い灰釉が掛かった壺があったのですが、壺は、やや大きくて、我が家に飾るところがないという理由で、茶碗にしました。 店主曰く、300年以上前のもので、バコックー 地域からの発掘品だと言っていました。同じような茶碗が、あと3つありましたが、灰釉の掛かりの一番良いこの茶碗を選びました。(ちなみに、お値段は、US$80でした。) ミャンマー陶磁器 に関しましては、「ミャンマー青磁の小壺」に詳しく、説明がありますので、こちらをご参照ください。 青磁小壺 ★ ミャンマーの首長族 ★ 今回は、ミャンマーのカヤー州ロイコー市まで足を伸ばしましたが、そこに、数少なくなっているという首長族(くびながぞく)がいるというので、会ってきました。 首長族 ロイコーから、車で10分ほどのところ・・・・・普通の道路の炉端で織物を織っている首長族 発見! 特別な区域に、集団で暮らしているのかな?と思っていましたので、びっくりでした。 今では、この地域には、もう4人しか残っていないそうです。もう20年もすると、この地域から、首長族がいなくなっているかもしれませんね。そういった意味では、大変貴重な体験でした。 首長族は、ミャンマーでは、今回行ったカヤー州と、シャン州、タイには、メーホンソーン県に暮らしており、文字を持たない文化のため、謎が多く、口頭伝承とフォークソングが、ルーツ解明の鍵になるものと思われています。 尚、首長族の首のレントゲンを撮って、調べた人がいて、首長族の首は、決して長いわけではないそうです。リングによって、顎が上がっているのと、鎖骨が下げられて、肩が下がり、首が長く見えているだけだということですが、こうやって、隣に立つと、とても、そうとは思えませんが・・・・・・(笑) 首長族の女性は、とても、気立てが良くて、一緒に写真に写ってくれました。 下の織物が、この女性が織っているもので、1枚500円と・・・・・とても、リーズナブル・・・・・・一緒に写真に写っていただいたので、2枚をお買い上げしましたが、こんなんで、生活が成り立つの?という感じですね。 売っているものは、私の買った、手作り織物と、首や手首にはめている真鍮製のリングのみ・・・・・・・これで、生活ができるんですから、簡単に言えば、生活が「豊か」なんでしょうね。 一応、「首のリングは、外せるの?」と聞くと、外せるそうです。「そうだよね〜〜〜〜」といった後、「寝る時は、取るんでしょう?」と聞いたら、寝る時は、はめたままだそうです。オーマイゴー!びっくりですね。 今回行ったロイコーというところには、天空の仏教寺院、タウンクエー・パゴダもあります。 こちらも、なんでこんな岩場に・・・・というようなパゴダですよね。これでは、鳥取県の三徳山、「投入堂」(なげいれどう)も、びっくりですよね。 ヤンゴンでもそうでしたが、どうやら、パゴダは、街の一番高いところに作るようです。急な階段を裸足で登り、街が一望できますが、降りるのが怖そう〜〜〜〜と思っていたら、裏にエレベターがあって、楽チンして降りれました。(笑) この世には、我々の想像を超えるものが、なんでこんなところに?と思うようなところに存在します。視野を大きく持ちたいものだと思わされた今回の出張でした。 (記 : 2014年11月3日)
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