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尾戸焼と内原野焼の里を訪問!

2016年7月18日〜19日に掛けて、高知県の窯元巡りをしてきました。

そして、こちらが、7月18日に訪れた、尾戸焼(おどやき)・谷製陶所で買った、谷安雄作・ぐい呑み2点です。











大きさは、径:60mm、高さ:45mmほどのぐい呑みで、呉須で絵付けをして、灰釉を掛けたものです。この技法は、主に、茶陶に使われています。「茶山」の陶印が入っています。

こちらは、青釉のぐい呑みです。









大きさは、径:60mm、高さ:42mmほどで、こちらも、「茶山」の陶印が入っています。

青釉、黒釉、飴釉などを使ったものは、民芸品に使われることが多いということです。

当代谷安雄さんの息子さんに、尾戸焼のお話をしていただき、ご一緒に、写真も撮らせていただきました。



 展示室

展示室の裏手には、能茶山があり、元々の土を取っていた場所は、マンションが立ってしまったため、陶土を、製陶所の裏に保管して、使っているそうです。私の奥手に見えているのが、陶土のストックです。

 

土は、下の貯水槽に入れて、不純物を除去して、漉します。



その後、下の写真の室内の槽に移して、1年以上寝かせて、ようやく使える陶土になるそうです。



こちらが、作業されている場所ですが、自然光を取り込むために、低い位置に窓が設けられています。

 作業室

窯は、元々は、登り窯があったそうですが、現在は、ガス窯を使われているそうです。

かつて作られていた磁器の能茶山焼について、聞いてみると、陶土は、天草陶石で、原料のコストが掛かるので、使われなくなったということでした。

尾戸焼の歴史や、特徴は、「尾戸焼の舟徳利と茶碗」に説明がありますので、ご参照ください。

★ 尾戸焼・土居窯 ★

谷製陶所の近くに、尾戸焼土居窯もありますが、残念ながら、祭日ということもあって、お休みでしたので、お品を拝見することはできませんでした。





 内原野 陶芸館 ★

翌日、高知県安芸市にある、内原野焼の里へ出掛けました。そして、内原野陶芸館で買ったものが、このあじゃり工房大崎裕文作のぐい呑みです。









大きさは、径:68mm、高さ:42mmほどのぐい呑みで、灰釉のようですが、生地の色に変化が見られ、面白い景色になっています。

内原野陶芸館は、安芸市の中心部から、山の手へ川を遡ったところにあり、陶芸教室などが行われていました。



 展示室

展示室の中には、陽和工房西邨 滋さんの陶器に漆を塗った作品などもありましたが、ちょっとお値段が張っていましたので、見るだけにさせていただきました。

尚、内原野焼につては、「西邨滋作、内原野焼の角皿」に詳しく説明がありますので、ご参照ください。

★ 高知県のグルメ三昧! ★

まずは、B級グルメからです。

こちらが、高知県須崎市の名物ご当地グルメの「鍋焼きラーメン」です。



鍋焼きといえば、うどんという印象ですが、高知では、鍋焼きラーメンです。高知県須崎市が発祥で、須崎市にはお店がたくさんあるようです。

我々は、高知駅裏の、鍋焼きラーメン「千秋」で、いただきました。メニューは、鍋焼きラーメンとご飯だけというお店で、あっさりめのスープに、細ストレート麺のラーメンで、具もシンプル(写真では見えませんが、鶏肉のそぼろが入っています。)で、すっきりといただくことができました。

その夜は、土佐藩主の山内一豊のお邸跡に建てられた割烹旅館「臨水」に泊まりました。土佐名物の皿鉢料理を満喫し、女将の三味線でのお座敷遊びも楽しかったですよ。オススメの旅館です。

 皿鉢料理

かつおのたたきは、塩たたきが本場なんだそうで、おいしかった・・・・・・
                                               (記 : 2016年7月27日)

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