株主優待生活のすすめ
少額投資でも、企業から贈り物が届く、株主優待株から株式投資をはじめる方法をご紹介します。

CFDと現物取引を使った裏ワザ
 

最近、いくつかのサイトで、CFDと現物取引を組み合わせた、株主優待ゲットの裏ワザが、取り上げられて
いますので、ご紹介したいと思います。

まず、CFDとは、何か?ということですが、Contract For Differenceの頭文字をとったもので、日本語に
直訳すると差金決済契約という意味です。

FXも、CFDの一種で、為替に特化したものです。

FXをしたことがある方には、わかりやすいと思いますが、CFDは、「証拠金取引」で、通常、約10%の
証拠金を入れていれば、10倍の取引が出来るという、信用取引の上をいく、ハイリスク型の仕組みです。

注目点は、現物を取り扱っているわけではないということで、ペーパー上の差金決裁取引ですから、株式市場の
貸借銘柄と違って、株の貸し借りをしないので、逆日歩が発生しないことです。

簡単に言えば、逆日歩を気にしないで、クロスが出来るというわけです。(クロスの方法は、「優待株ゲット
裏ワザその1
」を参照)

まず、この裏ワザの方法を説明します。

@ CFDを取り扱っている会社の口座を開く必要があります。

    私が、調べた中では、ペイしそうなのは、ひまわり証券のみでしたので、ひまわり証券がオススメです。
    申し込みから、1週間程度で、口座が開けるようです。

A 権利付き最終売買日に、寄り付きで、あなたが使われている証券口座で、現物の成行買い、そして、
   CFD口座で、成り行き売りをします。

   そうすると、同じ価格で、現物が買えて、権利が取れ、CFD口座で、売り建ても成立します。

B 権利落ち日に、今度は、現物を寄り付きで、成り行き売り、CFDの売り建ても成り行き買い決裁します。

   そうすると、こちらも、同じ値段で、売りと買いが成立し、クロスが成立するというものです。

おお〜〜〜こんな便利なものがあるのであれば、優待のタダ取りが簡単に出来ると思われる方も
おられるかと思いますが、問題点もあります。

@ 取引手数料

    いくら、株価の変動リスクがゼロといっても、取引手数料は掛かります。その手数料が高ければ
    ペイしないことになります。

    通常のクロスであれば、現物買いと、信用売りの2約定の手数料だけを考えれば良いのですが、
    (信用売りの決裁は、現引きをするので、無料です。)
    CFDを使った裏ワザでは、証券会社で、現物買いと現物売りの2回分の手数料、CFD口座では、
    売り建てと決裁の2回の手数料、計4約定分の手数料が必要です。

    仮に、全日空の株を、1000株、丸三証券の口座で取引をすると、丸三証券で、252円X2回=
    504円の手数料。

    ひまわり証券のCFD口座では、スプレッドの0.2%=550円(株価275円で計算)X2=1100円と、
    取引が100万円未満の場合に掛かるミニマムチケットフィーの500円X2回=1000円の手数料が
    必要です。

    両方合わせて、2604円+多少の経費が必要になります。

    全日空の株主優待券は、私の経験では、オークションで、6000円以上で売れることが多いので、
    6000円−2700円程度=3300円程度が儲かる計算になります。

    しかし、2000円相当くらいの株主優待では、元が取れない計算になりますね。

    尚、全日空株を4000株を取引すると、ミニマムチケットフィーが掛からなくなりますので、効率は
    良くなり、17200円くらいの儲けになり、1単元当たり、4300円の儲けになります。

A CFDの取り扱い銘柄に株主優待株が少ない

    CFDは、ある程度流通量の多い銘柄でないと成立しませんので、小型株の多い株主優待株に、
    取り扱い銘柄になっているものは、少ないようです。(ひまわり証券の場合、現在、東証の280銘柄
    のみです。「銘柄一覧」参照)
    
    日本水産(1332)
    マルハニチロ(1334)
    日清製粉(2002)
    日本ハム(2282)
    JT(2914)
    オリエンタルランド(4661)
    全日空(9202)
    日本航空(9205)

    辺りが、ペイする可能性のある銘柄です。

   今後、取り扱い銘柄が増えないと、あまり有効利用できないかもしれませんね。

色々な人が、色々な裏ワザを、発見していますが、常に、メリット・デメリットがあります。

この方法は、確かにリスクもありませんが、年に1〜2回だけ使えるものです。興味のある方は、やってみて
ください。

私はどうか?と聞かれれば、実際に、やってみないで、お話しすることは、嫌いな方ですので、多分、やって
みると思います。(笑)

また、この方法をする人が増えると、権利付き最終売買日に、寄り付きで大量の現物買いが入る可能性が
あります。翌日には、大量の現物売りもです。逆日歩覚悟で、権利落ちを取りに行くことも、考えられます
よね。株の世界は、奥が深い。どう読むか?心理ゲームです。
                                              (記 : 2009年9月10日)



CFDは、ひまわり証券が一番オススメです。

★ 少額投資でコツコツ株主優待株を集める人向けの証券会社 ★    

丸三証券
1日20万円以内であれば手数料が無料は、終了も、少額取引にはもってこいの証券会社。
松井証券
1日10万円以内であれば、手数料無料。例外銘柄が少ないので、超少額の優待株もゲット 
SBI証券
1日10万円以内は、手数料100円。S株と呼ばれる端株も買えます。
ジョインベスト証券
1日10万円以内は100円、20万円以内は200円と、手数料が安い。まめ株(端株)も買える。 









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