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唐木製の組み立て式筆掛け12本用です。 大きさは、高さ:37cm、幅:34cm、奥行き:10.5cmです。 筆掛けは、使い終わった筆を乾燥させるのには必需品で、最近、少し高級な筆を使うようになりましたので、購入しました。機能的なものだけでなく、筆の収納や、部屋の飾りとしても使えます。 ★ 筆掛けとは ★ 筆掛け(ふでかけ)とは、水洗いした筆を吊るして乾かす道具です。 材質は、木製のものが多く、次のような、平タイプ、折りたたみ式タイプ、円形タイプの3種類が多くみられます。 割合、簡単に作れるものですので、オリジナルを作ってみるのも面白いですね。 ★ 筆架とは ★ 筆架(ひっか)は、筆を使用後、洗って掛けて置く「筆掛け」や、 書いた後、そのまま机上に枕にして倒して置く「筆架」(筆置き)、 筆架のうち枕の部分が同一の高さで四個並んでいるものの「筆牀」、使用後の洗った筆を倒して入れて置く盆状の器の「筆船」などを、総称して筆架として扱うことが多いので、筆置きを指す場合もあるし、筆掛けを指す場合もあります。 ですので、「筆置き、またの名を、筆架という」とか、「筆掛け、またの名を筆架という」というようなことがあります。どっちなの?と困惑された方もおられると思います(私もそうでした。)ので、取り上げておきました。 ★ 使い終わった筆の仕舞い方(筆を長持ちさせるコツ) ★ 使った後の筆は、水洗いを丁寧 にして、まず、新聞紙か、使い終わった半紙の上に、寝かせるようにして、水分を取り除きます。最初から、筆掛けに掛けると、墨が先の部分に溜まってしまい、それが乾燥すると、穂先が固くなるからです。 寝かせて、大半の水分を取り除いた後、筆掛けに掛けて、軸の中の水分を下げてやる必要があります。 どうしても、軸の中心部には、水分が残り気味ですので、こうやって、筆掛けに掛けて中心部まで乾かして、筆をいい状態に保つと、筆を長く使うことができます。 筆は、消耗品というイメージがありますが、上のような羊毛筆ですと、きちんと手入れをしていれば、20〜30年は使えます。 筆を使った後は、きちんと水洗いをして、筆の芯まで乾燥させて、筆掛けに掛けて飾るのもまたよろしいかと思います。 (記 : 2014年6月9日)
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