旅するところ、焼き物・骨董あり! <<<焼き物・骨董情報サイト>>>
篆刻(てんこく)に、初挑戦してみました。 使った印材(いんざい)は、写経セットの中にあった青田石(せいでんせき)ですが、買った時から、ちょっと欠けていて、どうするか?ですね。大きさは、15mm角で、素人でも彫り易いサイズです。 青田石の印材(右側が一部が欠けている) まずは、「印面を作る」作業でしたが、240番の耐水サンドペーパーを使って行いましたが、青田石は、柔らかいので、思った以上に簡単に、平面にすることができました。(下の画像の白くなった部分で印面を作りました。要領は、「篆刻入門」に従いました。) そして、次の「印面に転写する」作業は、トレーシングペーパーに、彫りたい文字を書いて、それを裏側から見て、印面に墨を使って、手書きで写しました。篆刻する文字は、最初から難しいものでは、失敗すると思って、ともさんの「と」を、白文印にすることにしました。 彫っては、印を押して、悪い部分を修正し、また彫っては、修正しを何度か重ねました。 そして、どうしても気になるのが、欠けた部分で、下の部分をサンドペーパーで削って、なるべく目立たないところまで、修正しました。 こうして、完成したものが、下のものです。 まだ、下の部分に「欠けた部分」が見えています。しかし、これ以上削ると正方形が崩れるかな?と思って、「これも、ご愛嬌」ということで、ここまでで止めておきました。 こうして拡大してみると、留めの部分が、丸くなっていませんね。 裸眼では、そこまでの細かい部分の削り状況は、わかりずらいので、我々の年代では、右のようなメガネタイプの拡大鏡が必要のようです。 私の好きな番組の「開運 お宝なんでも鑑定団」で、石坂浩二が、おススメしていたので、買ったのですが、本を読むとか、連続して同じところを見るのには、有効のようですよ。 今回は、初挑戦ということで、失敗してもいいやという気持ちで、始めたのですが、意外にも、中々の出来のものが仕上がりましたので、嵌りそうな予感がします。(笑) ビギナーズラックなんでしょうが、陶芸でもそうですが、そこから進めていくと、納得のいくものが出来なくなるんですよね。趣味として、気長に付き合いたいと思っています。 (記 : 2013年9月14日) 追記 : 篆刻挑戦・第2弾で、今度は、私の雅号の「浩泉」を彫ってみました。 18mm角の青田石を使用、何度か補正したのですが、これ以上触ると、使えなくなりそうでしたので、ここで止めました。(笑) 篆刻挑戦・第3弾で、今度は、引首印を作ってみました。 引首印は、屋号や、好きな言葉、なんでもいいということでしたので、苗字から一字取って、「友庵」にすることにしました。私は、広島出身ですから、「安芸」や、「芸州」なども考えたのですが、素人には重いと思い、「友庵」にしました。(笑) こちらの印材は、鶏血石で、幅:8mm、長さ:16mmの長方形の印材を使用しました。青田石よりは、彫りやすいという印象でしたが、このサイズは、彫り込む部分が小さいので、バランスを取るのに苦労しました。 早速、最近の作品で、裏打ちに挑戦した作品に落款印と、引首印を押してみました。(裏打ちのやり方は、「書道の紙と筆のはなし」をご参照ください。) ただ・・・・・落款の位置も重要ですね。押した位置が、真をちょっと外れていて、ちょっとがっかりでした。(笑) もっともらしくなったかな?(笑) 今回は、白文印にしましたが、次のものは、朱文印に挑戦してみたいと思います。 (追記 : 2013年10月25日) 追記 2: 篆刻挑戦第4弾で、引首印を作ってみました。 天然石の印材を6本、まとめ買いをしましたので、その中の1本を使いました。 引首印として、「三昧」を白印で作りました。大きさは、13mmX20mm、長さ:8cmです。 早速、「我酒酔君復楽」に使ってみました。 丁度良い大きさの引首印が出来上がりました。 (追々記 : 2014年1月26日) 追記 3: 篆刻挑戦第5弾で、再び、引首印ですが、今回は、小判型のものに挑戦しました。 今回は、「酔心」という印刻にしました。私の場合、呑んべいですので、お酒に因むものが多いと思いましたので、お酒が入るものには、この引首印を使いたいと思っています。 早速、夫婦円満の心得の、「我酔えば、君また楽し」を書いてみましたが、すでに、酔っ払っていましたので、「楽」も酔っ払っていて、これも、「また、楽し」かな?と思います。(笑) (追々記 : 2014年5月4日) 追記 4: 青田石(せいでんせき)を使って、朱文印に挑戦してみましたが・・・・・ 朱文印の大きさは、20mmX20mmX80mmで、この石材は、石が赤っぽい部分がありますので、青田石の中の石榴紅(ざくろいし)だと思います。 篆刻で、文字を残すのは、結構、難しくて、今回は、ちょっと、今一の作品になりましたが、これも、ご愛嬌ということで、次に、期待したいと思っています。こちらも、雅号の「浩泉」なんですが、泉が、「白太」のように見えますね。(涙) まぁ、私の拙い書に押すのであれば、釣り合いが取れているかも?(笑) 早速、使ってみましたが・・・・・いきなり曲がった押印になってしまいました。(涙) 落款印を押すのも、ちゃんと練習するか、印矩を使わないといけませんね。(笑) (追記 : 2014年9月7日)
Copyright (C) ともさんの焼き物・骨董紀行 All Rights Reserved