株主優待生活のすすめ
少額投資でも、企業から贈り物が届く、株主優待株から株式投資をはじめる方法をご紹介します。


★ 現物に慣れてきたら、信用口座を作ろう ! ★

現物取引に慣れてきて、ある程度株主優待株を保有できるようになってきたら、信用取引口座を作る
ことを考えてみましょう。

信用取引は、大きなリスクを取って株の取引をするというイメージがあります。確かに、信用取引は、
投資金額が大きくなるので、失敗して大損を出している人も多いので、注意が必要ですが、使い方によっては、
大変有効に使えるのも事実です。長期投資用の株主優待株を、信用取引の担保証券にすると、
株主優待株が、眠っている時も働いてくれていることにもなります


ここでは、信用取引口座を使って、リスクを回避しながら、株主優待株に投資する方法をご紹介いたします。

この方法が取れるようになったのは、今年に入って、証券会社の手数料が大幅に安くなったことが大きな
要因です。しかし、株式投資には、常に、リスクは付き物ですから、投資は自己責任でということは、
肝に命じておいてください。

信用取引口座のメリットは下記のようなものがあります。

@ 保証金や現物株を担保に入れることで、資産の約3倍の取引ができる。
A 現引き、現渡しという手法があり、手数料が掛からない。
B 証券会社によっては、一般信用銘柄があり、逆日歩が掛からない。

逆に、信用取引のデメリットは、下記のようなものがあります。

@ 信用買いには、買方金利、信用売りには、貸株料が掛かる。
A 信用管理費等の、現物にはないコストが掛かる。

こういった信用口座のメリット、デメリットを理解した上で、次のような、活用方法をご紹介します。

メリットでもご紹介しましたが、信用取引では、自己資金の約3倍の取引ができます。

銘柄選択で1発必中というのは、難しいので、信用買いを利用して、3銘柄に分散して買います。
そうすれば、権利確定までに、最終的に残したい銘柄を決めれば良くなります。中々、株は自分の思った
ように動いてくれないものですから、こうすれば、3倍の確率で、自分の思ったように動く株が、最終的に、
現引きという方法で、その際の手数料なしで手に入れることができます。

現引きする時には、現物を買うのと同じですから、現物を買うのに必要な資金がいります。残りの2銘柄は、
貸方金利と取引手数料を支払って決済することになります。

こうすることによって、現物だと1発必中でなければいけかった銘柄選択が、多少の手数料は掛かりますが、
3択になるというメリットがあります。銘柄選びによる失敗が少なくできます

この時の、注意事項は、必ず現引きしないと、信用買いのままでは、優待の権利は発生しませんので、
注意してください。

次に、権利落ちのリスクを回避する方法です。

通常、権利確定日の次の日は、権利落ち日といって株価が下げます。株の流通量が少ないものほど
大きく権利落ちで株価が下がります。

それを回避する方法が、権利確定日に、確定させようとしている銘柄を信用売りし、株価が大きく下げた
場合には、現物を現渡しして、株価下落のリスクを回避するというものです。(配当金は、売りと買いで相殺
されて受け取れません。優待の権利だけに有効です。)

しかし、この方法は、あまりおすすめすることは、出来ません。私も何回かこの方法をしてみましたが、
逆日歩という恐ろしいものが発生して結局、リスク回避どころか、大損をしたという経験が多いからです。

逆日歩というのは、信用買いよりは、信用売りの方が多くなって、株が足りなくなる為に、お金を出して株を
借りてこないといけなくなり、その株を借りるコストのことで、1株あたり何円、何銭/日、掛かるようになります。
逆日歩のコストが、優待の金額を超える場合も多くあります。

流通量の少ない株主優待株は、この逆日歩が権利確定日に掛かることが多いので要注意です。前日まで、
注意深く信用倍率を見ていても、権利確定日には、権利落ちの株価下落回避の信用売りが大量に入ります
ので、当てにはなりません。流通量の少ない銘柄では、この方法は取らないことをおすすめします。

そこで、おすすめなのが、一般信用銘柄(通称:無期限信用)といって、逆日歩が発生しない銘柄があります

現在のところ、松井証券岩井証券カブドットコム証券、大和証券等が取り扱っています。但し、貸し株料が、
制度信用よりは、高くなっています。

この一般信用銘柄で、上記の方法で株価の権利落ちの下落リスクを回避するのは、ひとつの方法だと考えて
います。

今のところ、一般信用銘柄は、数が少ないのと、証券会社が限られているという点が、問題ですが、徐々に
増えてくるのではないかと思っています。

          

これらの証券会社では、一般信用(無期限信用)を扱っています。
おすすめNo1は、岩井証券です。

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