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有田焼・山辺田窯のぐい呑み

有田焼山辺田窯(やまへたかま)、15代西山徳右ヱ門作のぐい呑みです。









佐賀県有田町の西の黒牟田地区には、26軒の窯元があり、その中で、宗家西山徳右ヱ門窯は、製法が一子相伝の秘密の「油滴天目」を中心に作陶されている、天文15(1546)年に、初代徳右ヱ門が創始した後も、絶えることなく続く山辺田古窯を継承されている窯元です。

15代西山徳右ヱ門さんは、2009年にお亡くなりになり、現在は、息子さんの貴也(たかや)さん(47)が、2010年に、16代西山徳右ヱ門を襲名して、伝統を守りながら、黒い釉(ゆう)面に細かい斑文が出る「油滴天目」の陶器を中心に作陶しておられます。

この作品は、栞から、15代徳右ヱ門さんの作品だとわかります。手捻りの作品で、ちょっと素人っぽいところが、逆に魅力的でもあります。大きさは、径:58mm、高さ:65mmほどで、油滴天目釉に、なまこ釉を掛けたぐい呑みで、共箱、栞付きです。

有田焼と言えば、磁器ですから、こんな天目の陶器を作成されている窯が、有田にあるとは、知りませんでした。

珍しいものだと思いますので、飾って楽しもうと思っています。

                                                (記 : 2011年1月7日)

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