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阿部祐工作・伊羅保釉茶碗

福岡県北九州市にある、祐工窯(ゆうこうかま)の阿部 祐工(あべゆうこう)作、伊羅保釉茶碗です。













大きさは、径:13.3cm、高さ:6.7cmほどの抹茶碗で、四方桟共箱、共布、栞付きです。「伊羅保釉 茶盤」と箱書きがありますが、通常の黄色っぽい伊羅保釉ではなくて、緑っぽい伊羅保釉の作品です。

阿部 祐工さんは、人間国宝の、故浜田庄司氏の民芸の精神を守り受け継いで、作陶に励まれた方で、大学を卒業後、浜田庄司氏に師事しています。

その後、愛媛県に生まれたこともあって、まず、砥部で、民芸磁器を確立すろことに尽くされ、富本憲吉氏とも共に1ヶ月間作陶された経験があります。その後、備前焼の木村一陽氏の窯で修業するなどして、現在の福岡県北九州市に、祐工窯 を開窯されました。

竹灰釉、青磁、塩釉を得意とされる陶芸家ですが、大正13年生まれということですから、すでにご高齢になっていて、窯の方は、息子さんの阿部眞士さんが継承されているようです。

息子さんの眞士さんは、父祐工さんに師事したものの、中国、李朝や古伊万里の流れをくむ、白磁に傾倒されて、白磁が中心で、色絵、ルリ釉なども作られています。



上の画像は、現在の祐工窯の展示室の様子ですが、すでに、眞士さんの作品が多いようですね。

★ 作家 プロフィール ★

阿部 祐工 (あべ ゆうこう)

1924年 愛媛県西条市にて出生
1945年 日本大学・芸術学部専門部工作美術科卒業、(人間国宝)浜田庄司先生に師事
1949年 愛媛県西条市にて作陶
1953年 砥部に入り作陶する。
柳・リーチ・浜田氏を招き、砥部にて民芸磁器の仕事をする。
柳・リーチ氏と共に小鹿田、小石原を調査旅行する。
1954年 砥部で祐工社を設立する。(〜1960)
祐工社にて富本憲吉氏と共に1ヶ月間作陶する。
祐工社のために藤本能道氏がデザインをする。
祐工社で沖塩明樹、生田和孝、鈴木繁男氏ら30数名と共に、砥部での民芸磁器を確立する。
1960年 備前焼 木村一陽氏の窯に入る。
1969年 九州民芸村の河内窯に招かれ、設立に尽力する。
1971年 現在地にて祐工窯を開窯
1979年 国画会会員に推挙
1990年 福岡市鴻臚館跡より出土の越州青磁花文の復元
 
国画会工芸部会員
福岡陶芸作家協会会員

                                               (記 : 2014年1月25日)

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