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3代叶松谷作・京焼のぐい呑み

3代叶松谷(かのう しょうこく)造 京焼色絵干支馬ぐい呑み です。















大きさは、径:5cm、高さ:5.5cmほどで、共箱、栞付きです。

栞の経歴が、平成24年まで、載っていますので、平成26年の干支の午を描いたぐい呑みということだと思います。

シンプルに、赤、黒、緑の色絵を、軽妙なタッチで描いた作品です。

★ 清水焼 松谷窯 ★

松谷窯(しょうこくかま)は、京焼の伝統を受け継ぐ、開窯100年を超える歴史ある窯元として名高い名窯の一つで、現在の当主は3代目となります。

その技法は、染付、色絵、金蘭手など、京焼ならではの洗練された高い技術よるものばかりです。

主に、全国の名料理屋や有名旅館への割烹食器を、「まず盛りつけやすいこと、運びやすいこと、洗いやすくて、しまいやすくて割れにくく、飽きがこない…、そこで初めて美しいと言えるのです。」というモットーで、製作されています。

3代目は、日展作家としても名高く、「叶道夫 」として作品を制作し、京都陶芸界を牽引しています。

また、二男の具夫さんは、松谷窯を継ぐため、現在 三代目 叶松谷に師事して修業中です。


                清水焼団地地図(赤枠内が、叶松谷窯)

★ 陶工 紹介 ★

三代 叶 松谷 (道夫)

昭和23年 二代松谷の長男として生れる
昭和46年 京都市立芸術大学美術部工芸科陶磁器専攻卒業
昭和48年 六代清水六兵衛に師事
昭和54年 日本新工芸家連盟創立会員となる
平成2年  日展 特選「黎」
平成10年 日展 特選「赫耀」
平成12年 三代松谷を襲名
平成23年 日本新工芸展 内閣総理大臣賞 受賞

元京都造形美術大学教授
                                               (記 : 2015年1月16日)

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