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長崎県東彼杵郡川棚町にある一念窯、尾田一念(おだいちねん)作・粉引焼き締め 飴釉 ぐい呑みです。 大きさは、径:6.1cm、高さ:5.5cmほどのぐい呑みで、共箱、栞付きです。粉引の上に、飴釉と緑釉で、模様が付けられています。 女流陶芸家 にしては、大胆な模様付けがなされていて、登り窯で焼き上げられていますので、しっかりと締まっています。 存在すら知らない窯でしたが、偶然、お品を見つけることが出来て、ラッキーでした。 ★ 一念窯とは ★ 一念窯(いちねんがま)は、昭和25年、初代尾田一念の手によって創られ、以後、母と娘の二人三脚での陶芸製作を行っておられましたが、平成19年に初代が亡くなり、現在は、2代目芳炎さんが、窯を継承されています。 初代一念は、何度となくサハラ砂漠を訪れ、その風景に触発され、砂漠やラクダをモチーフにした作品は、一念を代表する作風となり、数々の賞を受賞してきました。 ラクダ絵作品 誰の弟子にもつかない独自のスタイルで陶芸を学び、女流陶芸家として数々のテレビや、新聞でも紹介されています。 また、二代目芳炎は、初代の作風・信念を忠実に受け継ぎながら、新しい作品を創り出し、数多くの受賞・入選をしておられます。 ★ 作家 プロフィール ★ 初代 尾田一念 (おだ いちねん) 大正12年 長崎県に生まれる。 昭和25年 絵画と共に、陶芸をはじめる。 昭和38年 「染色」洋画家より、焼物に転向。 昭和44年 西日本伝統工芸展絵唐津茶碗水注入選 以降入選多数 昭和58年 三ヶ月間ヨーロッパ サハラ砂漠一人旅 昭和61年 アルジェリアの大砂漠三ヶ月間取材の旅 平成19年 没 (記 : 2015年6月10日)
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