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台焼・瀬山窯のぐい呑み

瀬山窯(せざんがま)、杉村蜜朗(すぎむら みつろう)作、青釉ぐい呑みを手に入れました。









 陶印「蜜」

大きさは、径:6.4cm、高さ:6cmほどで、紙共箱付きです。

杉村蜜朗さんが開発した、「櫛目波紋」というオリジナルな紋に、星空を思わせる呉須釉を組み合わせた「銀河」と銘を打たれた作品で、先にネットで発見した壺(下段の画像)を見て、一度見てみたいと思っていましたが、コレクションしているぐい呑みの作品をゲットすることが出来て、喜んでいます。

★ 瀬山窯(せざんかま)とは ★

瀬山窯(せざんかま)とは、台焼から、独立した杉村密郎さんが、昭和47年に開いた窯で、試行錯誤の末、「櫛目波紋」というオリジナルな紋に、星空を思わせる釉薬を組み合わせた作品が出来上がり、それを「銀河」と銘打ました。下の壺は、その作品ですが、独創的で良い作品ですね。(写真は、「花巻このごろ」より)




             杉村密朗さん(昭和7年10月、花巻市台生まれ)

瀬山窯杉村密郎さんは、台焼の創始者杉村勘兵衛を祖父に持ち、長兄の3代目良介さんについて修業し、昭和30年に、益子焼の栃木県立窯業試験場研究科を卒業し、しばらくして、仙台の堤焼でも修業を重ね、昭和47年に20年間共にした台焼から独立しました。

瀬山窯の名は、窯元を開いた近くの「千座沢」という沢の名から付けられました。地元「金矢」産の陶土と、珪石を混ぜたものでつくります。

民芸調の花器や茶器、飾り皿などを得意とし、台焼譲りの深い緑色の釉薬と、青色の呉須釉とタケベラを繊細に使っての櫛目波紋が特徴です。
                                             (記 : 2013年7月15日)
追記 :

瀬山窯(せざんがま)、杉村蜜朗(すぎむら みつろう)作、緑釉ぐい呑みを手に入れました。









大きさは、外径:約 65mm、高さ:約 45mm、重量:約 100gで、紙共箱、栞付きです。

櫛目波紋」というオリジナルな紋に、台焼譲りの深い緑色の釉薬を掛けたぐい呑みです。まさに、最初に手に入れた青釉のぐい呑みと、色違いの作品となっています。
                                              (追記 : 2015年6月27日)

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