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鬼丸雪山窯、初代鬼丸雪山(おにまるせつざん)作・高取焼のぐい呑みです。 大きさは、径:7.5cm、高さ:3cmほどで、共箱付きです。 高台内に、「55」と番号が記されていますが、昭和55年の作品ということかもしれませんね。 高取焼の特徴である、個性的な釉薬を3種掛けたぐい呑みです。 ★ 鬼丸雪山窯 ★ 鬼丸雪山(おにまるせきざん)窯は、1965年に、初代鬼丸雪山によって、開窯された窯で、霊峰英彦山を仰ぐ、福岡県朝倉郡小石原地区の国道211号沿いにあって、高取焼の茶陶としての伝統を守りながら、茶碗、茶入、水指、花入など茶道具を中心に、存在感のある高取焼の風格が伝わる窯元です。 特に、鉄さび、藁灰、木灰、長石を原料として、微妙な調合で作られた釉薬を駆使して焼成される茶陶類は、気品に満ちあふれています。 初代は、1996年に亡くなり、2代目鬼丸碧山に継承しましたが、その10年後の2006年に2代目も亡くなり、現在は、3代目の2代目鬼丸碧山が継承しています。 ★ 作家 プロフィール ★ 鬼丸雪山 (おにまる せきざん) 1912(明治45)年〜1996(平成8)年 1912(明治45)年 福岡県に生まれる。 1928(昭和 3)年 人形師を志して博多人形師・置鮎与市に師事。 1931(昭和 6)年 帰郷して家業である茶陶制作に魅せられました。 1965(昭和40)年 独立して鬼丸雪山窯を開窯。 1996(平成8)年 永眠 (記 : 2015年7月10日)
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