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矢野款一作・大谷焼のぐい呑み

大谷焼(おおたにやき)の焼き〆ぐい呑み矢野款一作)、2個セットです。









これぞ、大谷焼といった感じの、ぐい呑みですが、これが、なんと、80円で落札しました。

1円スタートのオークションでしたが、まぁ、何の変哲もない、ぐい呑みですから、入札者は、2名のみで、私のオークション歴の中でも、初めての100円以下での落札でした。(笑)

とは言え、りっぱな矢野陶苑製造の大谷焼です。





陶印も、矢野陶苑のものが、しっかりありますし、焼き〆ものですので、同じ模様は出来ないので、世界に、ひとつしかないものです。(笑)

大きさは、(大)口径約7.2センチ×高台約2.9センチ×高さ約4.1センチ、(小)口径約6.4センチ×高台
約2.3センチ×高さ約4.0センチほどのものです。夫婦用のセットなのでしょうね。

本当に、まさかの値段で買えたものですが、実は、私は、高校生の頃、四国を、自転車で一周したことがあり、
その際に、大谷焼の、どこかの窯にお邪魔し、父親に、ぐい呑みを買ったのですが、その時に買ったぐい呑みと、今回のものは、同じような感じのものでした。高校生の頃ですから、200〜300円で買ったのでしょうが、
先日、そのぐい呑みを、実家で探しましたが、残念ながら、見当たりませんでしたので、今回、再購入?しました。(笑)

備前焼にも似ていますが、似れば似るほど、大谷焼らしさがなくなるので、作家の方は、困っているそうです。


                      矢野陶苑


                    矢野陶苑の登り窯

大谷焼(おおたにやき)は、徳島県鳴門市大谷地区で焼かれている陶器で、江戸時代後期、安永9年(1780年)に、四国八十八箇所霊場の巡礼にきた豊後の国(大分県)の焼物細工師・文右衛門が、ここ大谷村において、蟹ヶ谷の赤土で作ったのが起源と伝えられています。

その昔は、阿波藍を寝かせるための大甕を、寝ろくろと呼ばれる方法で、盛んに焼かれていた時代もありました。

 寝ろくろ

今もその伝統は息づいていて、身の丈ほどもある甕や睡蓮鉢の大物陶器の大きさと、それを焼く登り窯は、日本一と、評されています。

また、近年は民芸調の日用雑器をはじめ、オリジナリティーあふれる芸術品まで、暮らしの中に息づいてきた素朴な温かさを大切にした意欲的な作品が次々と生まれています。

私が、個人的に気に入っているのは、「味噌焼き器」で、阿波の味噌焼きを作るのに欠かせないものです。
(レシピは、こちらを参照)

この阿波の味噌焼きは、「ご飯が何杯でも食べれるおかず」のNO1.を何度か取ったことのある、料理だそうです。

  
         阿波の味噌焼き                味噌焼き器        味噌焼き器を使って焼く

この味噌焼き器を作っているのは、今では、森陶器だけだそうで、そのうちに、買えなくなるかもしれないので、いつかは買っておきたいと思っています。

現在、大谷焼は、下記の窯元等で、作られています。ご参考にしてください。

名称

代表者

住所

電話

大西陶園 大西 久夫 鳴門市大麻町大谷字山田16−3 (088)689−0179
大西陶器製造所 大西 義浩 鳴門市大麻町大谷字山田18 (088)689−0027・0414
佳実窯 瀧野 佳宏 鳴門市大麻町大谷字東山谷45 (088)689−0172
田村商事(株) 田村 栄一郎 鳴門市大麻町大谷字中通3−1 (088)689−4039
陶業会館(梅里窯) 森 悦光 鳴門市大麻町大谷字道の上30−1 (088)689−0048
森陶器(株) 森 行雄 鳴門市大麻町大谷字井利ノ肩24 (088)689−0022
(有)矢野陶苑 矢野 款一 鳴門市大麻町大谷字久原71 (088)689−0006

                                               (記 : 2009年12月12日)

追記 1:

矢野款一(やの かんいち)作、鉄釉 茶碗です。











大きさは、高さ、6.3cm、直径、14.9cmほどのしっかりとしたもので、四方桟共箱、共布、栞付きです。

鉄釉の窯変がとてもきれいな茶碗で、矢野款一さんの力作です。

上記のように、大谷焼の焼き物は、わずか80円で買ったぐい呑みのみでしたので、大谷焼を語るには、ちょっと寂しく思っていましたので、力作を手に入れることが出来て、ほっとしています。(笑)

大谷焼は、焼き締めものが多く、施釉のものは、少ないのですが、最近は、施釉のものも、取り扱っておられるようですね。

■ 作家 プロフィール ■

矢野 款一 (やの かんいち)

1942年 徳島県に生まれる。
1967年 常陸宮様「青石釉花瓶」献上
1971年 矢野窯4代目を継承
1971年 皇太子殿下「鉄釉花入」御買上げとなる。
1974年 日本伝統工芸展に「燻焼壺」を出品初入選
1977年 日本伝統工芸正会員に准さる
1982年 神戸三越にて個展
1983年 西武池袋にて個展
      大阪三越にて個展
1991年 日本伝統工芸四国支部展 鑑・審査員
1997年 徳島県陶芸協会設立
2002年 徳島県知事表彰
2003年 日本伝統工芸展 新作展 審査員    
                                             (追記 : 2011年6月22日)

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