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エピソードと共に、その起源や、特徴を、ご紹介しています。意外な場所に、
意外な、お宝があるものです。画像と共に、うんちくも、お楽しみください。 

内裏野窯 大谷司郎 作ぐい呑み

信楽焼の、内裏野窯 大谷無限(司郎)作のぐい呑みです。









信楽焼(しがらきやき)にしては、ちょっと変わった灰釉を部分的に掛けたぐい呑みです。

大きさは、円径55mmx高さ40mmほどの大きさで、口元に、釉薬を掛けていますので、お酒が飲み易い
のかもしれませんね。共箱、共布、栞付きで、しっかりとしたものです。

大谷 無限(司朗)(おおたに むげん)さんは、1936年(昭和11年)滋賀県信楽町に生まれ、1973年に、信楽町
内裏野に居を移し、登窯、穴窯等を築き、その年から、人間国宝の清水卯一氏から指導を受け始め、現在に至っています。

     
  大谷司郎さん                    穴窯

   扇形花入

 信楽壷

信楽焼と言えば、上のような自然に任せたものが多いのですが、色々と大谷司郎さんの作品を調べて見ましたが、私のぐい呑みのように、釉薬を部分的に掛けたものは、珍しいようです。

信楽焼は、滋賀県甲賀市信楽町を中心に作られる伝統陶磁器、b器で、日本六古窯の一つで1250年の
伝統を誇る日本最古の産地です。その始まりは、天平14年(742年)聖武天皇が紫香楽宮の造営に着手
されたときに、布目瓦、汁器の須恵器を焼かれたことに始まり、その後、水がめ、種壷、茶壷、茶器、徳利、
火鉢、植木鉢など大物から小物に至るまで信楽焼独特の「わび」「さび」を残し今日に至っています。

特徴は、自然釉(ビードロ釉)、火色、こげ等の伊賀焼と共通するところがありますが、器面の素地が荒く、
細かな石粒(石英粒や長石粒、珪砂)などが多く含まれていて、上の作品のように、白いぶつぶつが現れる
事も特徴の一つです。(伊賀焼きについては、「伊賀焼きの平茶碗 」参照)

私のぐい呑みは、上記の特徴はないものの、景色も美しいし、中々の出来ではないか?と思っていますので、末永く、大切にしたいと思っています。
                                               (記 : 2010年2月28日)

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