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エピソードと共に、その起源や、特徴を、ご紹介しています。意外な場所に、
意外な、お宝があるものです。画像と共に、うんちくも、お楽しみください。 

砥部焼・山田白水作・竹型蓋置き 

砥部焼(とべやき)の白水窯、二代山田白水作の竹型蓋置きです。







砥部焼は、砥石くずを使った磁器産地で、染付けものが多いのですが、この作品は、陶器で、ちょっと萩焼を想像させます。

と言うのも、初代白水(山田岩男)は、大正3年12月3日生まれで、昭和5年10月 山口県萩市萩焼坂高麗左衛門職長山県麗秀先生の門に入り、その後 京都の朝日焼窯元73代 松林光斎先生に入門しているので、萩焼や、朝日焼の手法が、白水窯の特徴となっているからです。(「朝日焼のぐい呑み」参照)

二代白水は、1973年に白水窯に入所して、初代の作風を受け継いでいる為、萩焼とも、朝日焼とも良く似た作風の作品が多くなっています。

この蓋置きも、白水窯の特徴を良く表しているもので、大きさは、直径約6.8cm 高さ約5.4cmほどで、共箱、共布付きのものです。

砥部焼は、愛媛県伊予郡砥部町で焼かれている陶磁器で、生活陶器として全国的にも人気があり、国の伝統工芸品指定されています。

代表的なものは、白磁に、透き通った藍で描かれた模様、ぼってりと重みのある手ごたえ、素朴さがなぜか懐かしい砥部焼は、江戸時代の陶工により、この地に産する砥石くずを原料に器を作り、登窯で豊富な松の木を燃料に焼かれていました。
 砥石くず     典型的な砥部焼丼

白水窯では、薪を使用した登り窯、重油を使用した倒煙式単窯、電気、ガス等9基の窯が保存されており、燃料革命にともなう窯の移り変わりが一目で分かります。

 白水窯の登り窯

また、山田白水さんは、茶陶器を中心に、種々の粘土を使って雅陶の制作に励んでおられます。

  

 山田 白水さんの作品

● 作者プロフィール ●

■ 山田 白水(邦男) (やまだ はくすい(くにお) )
  1944年生。松山市出身。
1973年5月 白水窯入所
1984年6月 二代目白水襲名
2002年4月 砥部焼伝統産業会館館長就任
        現在に至る
 
私は、2009年4月に、「砥部焼祭り」の際に、砥部焼の里を訪れたことがあり、その際のお話は、「砥部焼祭りと平山郁夫美術館の旅」にありますので、ご参照ください。典型的な梅山窯の砥部焼や、大西陶芸を訪れた際の、お話があります。
                                              (記 : 2010年3月27日)

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