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加藤�ﾀ作・瀬戸焼のぐい呑み 加藤�ﾀ（かとう・しょう）作、瀬戸焼（背戸窯）のぐい呑みです。 加藤�ﾀさんは、愛知県瀬戸市西窯町で、代々続く背戸窯で、作陶活動をされていましたから、この作品は、もちろん、瀬戸焼ですが、ちょっと、伊賀焼に感じが似ています。釉薬は、何を使ったのでしょうか？赤津焼の７つの釉薬からすると、灰釉だと思いますが、ちょっと珍しい作品なのでは？と思います。 掻き陶印も、しっかり、「�ﾀ」と入っていますし、四方桟共箱に入っていますので、力作と判断しました。（笑） 大きさは、高さ 4.4�p×口径 5.8�p×高台径 3.8�p ・容量 80cc・ 重量 80ｇで、共箱、共布付きです。 背戸窯（せとかま）の先々代、丈助は、赤津窯系譜18世影徳の養子で、加藤�ﾀさんは21世にあたりますが、2001年に亡くなり、現在は、ご子息の加藤令吉さんが、22世を継いでおられます。 　22世加藤令吉さん 尚、伝統工芸品としての瀬戸焼は、赤津焼と、瀬戸染付焼に分かれますが、ここでは、赤津焼のうち、赤津地区以外の町で作陶されているものは、瀬戸焼としています。 瀬戸焼については、「加藤春鼎（二代目）作の蓋置」で、まとめていますので、ご参照ください。 【作家紹介】 加藤　�ﾀ　KATO　Sho　1927年生まれ 東京工業大学専門部窯業科卒　 日展特選　北斗賞受賞　 朝日陶芸展　通産大臣賞受賞　 京都国立近代美術館現代陶芸新世代展出品 日本現代工芸展 メキシコ アメリカ ニュージーランド オーストラリ ア ベルリン イタリア イギリス カナダ 北欧各国出品　 愛知県芸術文化選奨文化賞受賞　 愛知県教育表彰（文化功労者） 愛知県表彰(文化功労者)地域文化功労者として文部大臣表彰　 中日文化賞受賞　 東海テレビ文化賞受賞　 日展会員証受賞　 日本新工芸展内閣総理大臣賞受賞　工会展 文部大臣賞受賞　 光風会辻永記念賞受賞　 日展評議員審査員 日工会常任理事審査員　 愛知県無形文化財保持者 2001年69歳にて、没。 瀬戸焼にしては、ちょっと変わったぐい呑みですが、形も色合いもお気に入りですので、末永く、大切にしたいと思っています。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（記　：　２０１０年８月４日）

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