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エピソードと共に、その起源や、特徴を、ご紹介しています。意外な場所に、
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マカッサルで買った呉須赤絵 

インドネシア・マカッサル市(ウジュンパンダン市)で購入した、明時代の呉須赤絵です。



この赤絵も、私のお気に入りです。

何と言っても、図柄が楽しいですよね。赤、緑、青の3色を使って、3人の仙人と小僧を描いています。

美味しんぼ」という漫画の中に、「万暦赤絵」にちなんだ話がありますが、その話を思い起こさせるお皿
です。

そのお話とは、仙人のもとで修行を積んでいた小僧が、食べてはいけないと言われていた饅頭を食べて
しまいました。これは、いけないと思った小僧が、草履を忍術を掛けてごまかそうとしたのですが、それが、
仙人に、ばれて、お皿の中に、封印されました。その万暦赤絵は、持ち主が、どんどん変わって、何百年も、
経ちましたが、主人公の一人の栗田ゆう子の目に止まって、買われます。そして、この世のグルメは食べ
尽くしたと話した仙人に、ザーサイ茶漬けを出して、それが気に入ってもらって、封印を解いてもらったという
お話でした。

この赤絵の仙人と小僧が、その話の中の人物ではないかと、思っているわけです。(笑)

この赤絵には、銘が入っていません。製造年の銘を入れるようになったのが、明時代の宣徳年間(1391年〜)
からですから、それ以前のものではないか?と思っています。

赤絵が出来るようになったのは、明時代で、当初は、赤(鉄)、緑(銅)、青(コバルト)の3色でしたが、黄、紫
(茶)を加えた、五彩が主流になっていきます。万暦赤絵も五彩ですが、三彩の呉須赤絵(呉州赤絵)から
はじまったのです。

この赤絵を買ったマカッサル市は、インドネシアのセレベス島にある、港町で、有名なトワルコ・トラジャ
コーヒー
の生産地でもあります。明時代の後期には、貿易が盛んな時期で、重要な寄港地として、栄えた町です。

骨董品の最後の宝庫としても、有名で、お値打ちのものが、手頃な値段で買えるところだと言われています。

貴 陶

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世界に誇る柿右衛門窯の作品です。


これも世界に誇る柿右衛門窯の作品です。その美しさにびっくりしますよね。

お薦めの一品





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