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エピソードと共に、その起源や、特徴を、ご紹介しています。意外な場所に、
意外な、お宝があるものです。画像と共に、うんちくも、お楽しみください。 

バリ島のウブットで買った五彩花瓶 

バリ島は、ビーチリゾートで有名ですが、ビーチリゾートでは、クタ、サヌール、ヌーサ・ドゥア等が有名ですが、
クタから、2時間程、山の方へ上がると、ウブットと呼ばれるところに、高級マウンテン・リゾートもあります。

そのウブットという町は、芸術の町でも有名で、多くのギャラリーがあり、画家や、その画家の見習いたちも
多く住んでいます。

そのウブットの骨董屋さんで見つけたのが、下の明時代の五彩花瓶です。





大明成化年製」とありますから、1465〜1487年の間に作られたことになります。

実は、私は、ウブットには、絵を買いに出掛けたわけで、磁器を買いに出掛けたわけではありません。

ウブットには、多くのギャラリーがあって、そこには、1ヶ所で、3000点以上は、作品があると思います。
そのギャラリーを、いくつか訪ねて、その中から良いものを買いたいと思っていたのですが、中々、私の気に
入った絵が見つからないままに、次々とギャラリーを渡り歩いていたら、1軒の骨董屋さんがあり、ふらっと
立ち寄って、この花瓶を見つけたわけです。

まず、第一に、ウブットのような山の町に、陶磁器があることが、怪しいし、ウブットでは、日本人が、通常の
10倍くらいの値段を払って絵を買っていくということを知っていたので、そういった外国人目当てのお店なの
ではないか?と思っていました。

店主と色々なことを、話をしたあと、値段の交渉を、インドネシア語で始めました。当然、最初は、大きく出てくる
ので、10分の1くらいの指値をしてみて、様子を見るのが一番です。

少しでも、乗ってくるようだと、これは、偽物ですから、すぐに交渉は、止めにします。

今回は、妥当なところを言ってきたので、ある程度、信じていいかな?と思い、交渉に入りました。

あの手、この手を、使っても、どうしても、100万ルピア(約12000円)まで、落ちてきません。どうしても、
無理だということで、105万ルピアで、手を打ちました。

バリ島の山の中で、見つけた中国磁器、あやしい雰囲気ですが、私は、本物だと信じています。(笑)

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