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エピソードと共に、その起源や、特徴を、ご紹介しています。意外な場所に、
意外な、お宝があるものです。画像と共に、うんちくも、お楽しみください。 

シンガポールで買った酒盃 

シンガポールの骨董店で買った、清朝康煕年製酒盃、又は、茶盃です。






小さな酒盃(茶盃)ですが、お値段は、結構しました。うん万円です。(笑)

染付けの発色も良くて、絵も丁寧に書いてあったので、真作と思って買いましたが、こういったものには、
贋作も多いので、どうでしょうね?

実は、香港に、キャットストリートと言われる骨董通りがあるのですが、もちろん、本物を取り扱うところが多いの
ですが、レプリカだと宣言して、売っているところもあります。

そこで、自分の真贋の技力を試そうと、鑑定をしてみるのですが、偽作だとは、見えないのです。

主人、曰く、「本物とそっくりだから、見分けるのは無理!」。

特に、染付けは、難しいというか、同じ製法で作っているので、同じものが出来てもおかしくないわけです。

備前焼や、信楽焼のように、自然に任せるしか方法がないものは、同じものは、2つとありませんが、
磁器は、寸分の狂いもなく、同じものが出来る可能性がありますから、困ったものです。

もちろん、昔は、手書きでしたから、大きな意味では、2つと同じものはないのですが、今でも、同じ方法で、
手書きをすれば、大差がないものが出来るというわけでしょうね。

こうなると、どうやって真贋を見分けるか?

私は、まず、主人の言い値の半値くらいを、指値してみます。そこで、少しでも、乗ってくるようだと、これは、
偽物と思って止めます。

本物であれば、ある程度の相場は知っていますから、相場から大きく逸れた値段でも乗ってくるものは、
贋作ということで間違いないと思います。

大きな値切りに乗ってこない時は、次に、もう一握り値切ってみます。相手も、商売ですから、譲れないラインが
必ずあるものです。その辺を擽ると、売りたいけれど、損はしたくないといったところに達するのです。

そうなれば、その辺で買えば、大体いい値段になっているということでしょう。

うまく買えたと、満足して良いのでは?

心理作戦ですが、今のところ、私が、贋作かどうかを判断する、唯一の方法です。(笑)

もちろん、基本的な、その骨董品に関する決まり事を、知っておくことや、値段の相場は知っておく必要は
ありますよ!

値段が、気になって、まだ、お酒をこの酒盃でいただいたことは、ありませんが、一度、大吟醸の冷酒で
一杯やってみようと思っています。
                                               (記 : 2009年10月6日)

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