苦労して作成した改良型七輪陶芸窯のカバーでしたが、まさかの櫨爆発により、こころは、癒えてしまって、再生する意欲なく、次なる作戦に出ました。(笑)
それが、下のようなもので、お碗型のカバーから、コンクリートのカバーに変えてみました。
改良型七輪陶芸窯2号とでもしておきます。(笑)
中段のサヤをもう一段重ねると、30cmくらいの高さのものも焼けるようになりますが、道具土を使っていないので、コンクリートが、高熱に耐えうるか?は、まだわかりません。
早速、手捻りで作ったぐい呑みを、慣らしで、素焼きしてみました。
有田磁土を使った酒盃、グレー御影石入り土のぐい呑み、備前赤土のぐい呑み、写真の3種に、この後、作った、萩焼の兼田昌尚さんの作風を真似たものの4つの、素焼きを始めました。
すでに、火の付いた炭が、下部にあり、その上に、新しい炭を乗せて、その上に、充分乾燥させた作品を乗せます。
その上を、また炭で覆い、ゆっくり温度を上げて素焼きします。温度が上がり過ぎると、自然釉が掛かってしまうので、自然釉が掛からない程度の温度で、焼き上げます。
これまでは、この状態で、素焼きが出来るのを待っていましたが、今回は、カバーをして、外気との温度差がないようにしてみました。
こうして、炭火が落ちるまで焼いたものが、下のものです。素焼きの完成
です。
うまく焼き上がったと思ったのですが・・・・・・・・
有田磁土のものは、まだ、窯から出すのが早かったようで、窯から出して、しばらくして、収縮によるビビが入ってしまいました。(涙)
粒子の細かい土は、収縮に耐えられないことが多いので、注意が必要です。
この酒盃で、辰砂釉を試してみようと思っていたのに・・・・・・まぁ、まだ、実験段階ですから、ヒビの入ったもので、辰砂釉の試しをしてみようと思います。
その他のものの素焼きは、うまく出来上がりました。これに釉薬を掛けて、焼き上げることができるか?に、期待が高まっていますが、それは、次回のお楽しみです。次回ページ
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(記 : 2010年7月3日) |