2010年7月24日の本焼きの初挑戦でしたが、コンクリート製のサヤだけでなく、七輪自体にも、高温にしたダメージがあったようで、冷ましているうちに、自然に壊れてしまいました。(大泣)
そこで、ちょっと作戦を変更して、焼きの感覚が戻るまでは、無理をしないことにしました。
唐津の粘土と、伊賀釉を買ってきましたので、まずは、普通の七輪陶芸のやり方で、本焼きをしてみることにしました。
唐津の粘土で出来たぐい呑みは、こんなものです。
これから、素焼きをしてみます。今回は、印判を作りましたので、それも、入れてみました。(笑)
2010年8月21日に、まず、3つの素焼きを実行しました。
今回は、窯から出す時に、徐冷に気を付け、3つとも、上手に焼けました。(雨が降っていたので、画像が曇っていました。(泣))
さて、次は、いよいよ、最大の難関の本焼きです。うまく、出来るといいのですが・・・・・
今回は、サヤとなるものを小さくすることにして、下の写真のかつて作っていた水漏れする抹茶碗をかぶせてみましたが・・・・・
伊賀緑釉を塗ったぐい呑みをセット
サヤ鉢の代わりに、昔作った抹茶碗をかぶせてみました。
炭をすべて覆うように入れて・・・・
そして、本焼きをはじめたのですが・・・・・・
結果は、この通りで、釉薬が溶けるまで、温度が上がらなかったようで、釉薬が溶けていない状態でした。(泣)
うんんんん・・・・・この方法では、温度が十分に上がらないことがわかりました。加えて、中の状況が見えないのが、欠点であることも・・・・・
取り敢えず、悔しいので、通常の七輪陶芸の方法で、本焼きしてみました。
外側にも温度が上がるように、後で、抹茶碗をかぶせて、温度が上がるようにしてみました。
その結果は、・・・・・・・
うまく、焼けました!
伊賀緑釉の釉薬を掛けていましたが、下向きに焼いたのですが、釉薬が流れて、全体に広がっていました。外側の釉薬も充分溶けていますし、久しぶりに、満足のいくものでした。
毎回、こんなにうまく焼ければいいのですが、そのようにならないのが、七輪陶芸であり、そこが、また、面白いところでもあります。
取り敢えず、再開した七輪陶芸で、きちんとした作品が出来て、ほっとしています。
(記 : 2010年8月29日) |