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茶箱点前のお道具いろいろ

曙塗・利休形茶箱(あけぼのぬり・りきゅうがたちゃばこ)です。







長さ:21.5cm、幅:14.3cm、高さ:13.5cmの、上塗りの渋い朱色を研ぎ出して曙文様を浮かび上がらせ、独特の風合いとなっている利休形茶箱です。素材は天然木です。

先に、茶筅筒を買って、色々と調べていると、茶箱点前という簡易点前があることを知り、お道具を揃えてみたくなって購入しました。

通常は、下のような茶箱セットとなって売っているものが多いのですが、単品毎に思い出のある品物を収めてみたくて、まずは、箱からということで、購入しました。

茶箱の中には、通常、茶碗、茶杓、棗、香合、茶筅、茶筅筒、振出、茶巾筒など、お茶を一服するのに必要な道具が揃っています。

 茶箱セットの例

★ 茶箱とは ★

茶箱(ちゃばこ)は、茶道具の一種で、点前道具一式を収納して持ち運びするための箱です。大別すると長角形と箪笥形に分けられ、掛子や引出しを伴うものも見られ、素材は、木地、塗り物、蒟醤(きんま)などがあります。

茶箱は、千利休が活動していた頃から使われ始めたとされ、江戸時代後半、裏千家11代家元の玄々斎が、利休形の茶箱を元に茶箱点前を創案し、玄々斎好みの茶箱を作成し、一般的になりました。

茶箱には、次のような茶箱特有のお道具 があります。

 茶筅筒 : 茶筅を、箱の中で安定させ、他の道具の水濡れを避けるためのものです。

 茶巾筒 : 他の道具への水濡れを避けるための、茶巾を収納する筒です。

 振出(ふりだし) : 菓子器として使用し、金平糖などの小さな干菓子を入れる容器です。

また、同様の用途で、籠形式のものもあって、こちらは、茶籠(ちゃかご)と言います。

★ 茶箱点前 ★

茶箱点前は、御所籠、雪、月、花、卯の花、和敬等の、四季折々の華を味合うお点前があります。

一方で、釜と建水さえあれば、どこででも、お茶を楽しむことができるというメリットがあり、屋外でも、広間でも気軽にお茶が楽しめます。

基本的に、建水と釜以外は、茶箱の中に入っているものを使用し、茶道具だけでなく、茶箱の蓋や、掛合(かけごう)(中蓋)も使用して、お茶を点てます。



実に、よく考えられているお道具で、旅先でも、携行して、お茶が楽しめますね。

茶碗は、壊れやすいこともあって、仕覆に入れられていることが多いようですが、茶碗の中に、古袱紗を挟んで、棗を入れて収納します。
すべてのお道具は、茶箱に入れるために、小さめのものになります。

こんな小さな茶箱に、お道具一式が入るんですから、優れものですね。

上記のように、茶箱点前には、茶箱点前特有のお道具があります。

こちらが、その内の1つの、振出(ふりだし)です。











大きさは、口径:2cm、高台径:3cm、最大径:5cm、高さ:7cmほどの、染付の振出です。多分、京焼だと思います。

振出と茶巾筒は、セットで売られているものが多いのですが、単品で購入しました。

★ 振出(ふりだし)とは ★

茶箱点前に使う道具で、金平糖や砂糖豆・霰・甘納豆など、小粒の菓子を入れる小形の菓子器のことで、中に入れてある菓子を、振り出して使うので、この名前が付いています。

振出は、陶磁器で作られたものが多く、青磁・祥瑞・染付・織部・唐津・備前など、各種ありますが、とりわけ染付物が好まれているようです。

形は、口細のラッキョウ形や、瓢箪形などがあり、口の栓には、菅(すげ)の蓋 が用いられます。

使い方ですが、右手で振出を取り、左手に持たせ、菅蓋を取り、懐紙の右上に置き、容器を両手で回しながら中の菓子を出します。

こちらは、桑製の茶筅筒(ちゃせんづつ)です。





大きさは、高さ:107mm、径:42mmで、桑材で作られています。

通常は、漆塗のものの茶筅筒が多いので、木目を出した茶筅筒は、珍しいと思い、購入しました。

★ 茶筅筒とは ★

茶筅筒(ちゃせんづつ)は、茶筅を、筒の中に入れて、保護する目的のお道具ですが、茶筅筒は、通常、携帯用の茶箱に入っているものですので、私が普段使っている茶筅には、ちょっと小さいようで、下のような納まりになりました。茶筅筒用の茶筅を買わなくてはいけませんね。(茶箱用には、小さな茶筅を使います。)



通常は、下のような納まりになります。(笑)



携帯用の茶箱 (14cmX21cmX14cm程度の大きさ)の中に収納する際に、茶筅の保護の為に使います。

 茶箱セットの例

 納まりの例

茶箱には、掛合 (かけごう)という中蓋があって、丸く切り抜いた部分があります。そこに、茶筅筒が納まるようになっていて、茶筅が倒れないようになっています。

こちらは、茶巾筒(ちゃきんとう)と盆巾筒(ぼんきんとう)のセットです。(右側が茶巾筒です。)









茶巾筒の大きさが、口径:4cm、高台径:3cm、高さ:5cmで、盆巾筒の大きさが、口径:5cm、高台径:4.5cm、高さ:5cmで、「平山」と銘が入っていますので、京焼だと思います。

この茶巾筒と盆巾筒のセットですが、恐らく、煎茶道用のセット品だと思いますが、茶巾筒は、単品で扱っていることが少ないお道具ですので、茶箱点前では、茶巾筒だけを、煎茶道の点前では、盆巾筒とのセットで使えると思い、ゲットしました。

★ 茶巾筒(ちゃきんとう)とは ★

茶筅と茶巾は、新しい方が良い 」と言われて、茶巾は、使い捨てされることもありますが、茶道の作法では、絞り方、たたみ方の作法もあって、お点前では必需品です。

その茶巾を、茶箱に収めるためのお道具が、茶巾筒です。基本的に、茶巾は濡れていますから、他のお道具への水濡れを防ぐ目的のものです。

茶道の場合は、巾筒を使うのは、ほぼ茶箱手前に限られ、室内での手前には使われません。

★ 茶巾とは ★

茶巾(ちゃきん)とは、茶道の点前の途中などで茶碗を拭くために使う布です。

白い麻布を用いることが多く、奈良晒は、高級品として重宝されます。用途や流儀などによりそのサイズは異なりますが、一尺×五寸(30cm × 15cm)ほどの長方形のようです。茶巾盥で水に浸したあと、絞って使用します。



ただ、「茶筅と茶巾は、新しいものの方が良い」ということや、茶巾を使った後に、すぐに漂白剤の入ったお水で洗わないと、お茶の色が付くということで、実は、私は、100円ショップで買った、キッチンペーパータオルの箱入りを使用しています。

サイズも、同じくらいですし、使い捨てでも、コストが掛からず、邪道ですが、実用的です。(笑)



毎日、抹茶を、気軽にいただいていますので、これで、充分です。(笑)

この他に、茶箱点前に必要なお道具ですが、茶碗 は、小振りのものが良いので、最近買った、一の瀬焼の茶碗建水は、唐銅エフゴ型建水香合も小さいものが良いので、ミャンマー漆器のキンマ香合で、いいのかな?と思います。



 



ただ、 だけは、蓋がきちんと締まりませんので、缶入りの抹茶を、そのまま、入れるのが無難なのかな?と思い、小さめの20g入りの「播磨園製茶 有機 抹茶缶入 20g 」を買いました。

  

全体を見ると、不揃いではありますが、一応、茶箱点前のお道具が揃いましたので、茶箱点前の練習でもしてみようかな?と思っています。



                                              (記 : 2014年11月22日)

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