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茶漏斗(ちゃじょうご)の3点セット(重ね漏斗と茶合)です。 大きさは、左のものから、径:約7cm、高さ約3.5センチ、真ん中のものが、径:約7cm、高さ:約3センチ、一番小さいものが、径:約4cm、高さ:約3.5センチです。桜材に、透き漆が塗ってあります。 ★ 茶漏斗とは ★ 茶漏斗(ちゃじょうご)は、茶入や薄茶器に抹茶を入れるための用具です。 茶漏斗は、「 茶定合」「茶上合」「茶上戸」などとも書きます。 通常、次の3つがセット になっています。 @ 底が一文字になったものは、広口とか棗などに載せて、上から抹茶をそそぎます。 A 先の細い漏斗状のものは、茶入などの口の細いものに落とし込んで、抹茶をそそぎます。 B 茶合(ちゃごう)は、茶入に茶を入れるとき、その量を計る枡で、桜の木で椀形につくり、茶一人前九分が入るものと、三人前二匁七分入るものの、大小二種類があります。 これは、小サイズのものです。濃茶1人前の分量が計れます。 茶漏斗は、茶入や薄茶器に抹茶を入れるための用具の1つとして、茶掃箱(ちゃばきばこ)に納められていることが多いようです。 ★ 茶掃箱(ちやはきばこ)とは ★ 茶掃箱(ちやはきばこ)は、水屋道具の一種で、茶入や薄茶器に抹茶を入れるための用具一式を納める箱で、長方形の桟蓋の二重箱で、五分幅の茶色の革紐が胴から付いています。 下の箱には、茶合と重ね漏斗(かさねじょうご)、抹茶曲篩(まっちゃまげうるい)、上の箱には、銀または竹の水屋茶杓と、小羽箒が入っています。 茶掃箱は、抹茶を茶入や薄茶器に入れることを「茶を掃く」ということろから、この名があります。 私も、よくお茶をいれますが、抹茶だけは、茶入れや、棗に移すことなく、アルミ缶に入っている抹茶をそのまま、茶杓を使って、茶碗に入れています。 本来は、抹茶を、茶入れや、棗に入れるところから、始めなければいけないのでしょうが、貧乏性で、抹茶が残ってしまうのが惜しくて、直接アルミ缶から・・・・・・普段使いであれば、それでいいんでしょうね。(笑) それにしても、茶道には、色々なお道具が揃っていますね。 (記 : 2015年3月4日)
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