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エピソードと共に、その起源や、特徴を、ご紹介しています。意外な場所に、
意外な、お宝があるものです。画像と共に、うんちくも、お楽しみください。 

漆器のアソベ製造・黒塗内朱塗銚子

京漆器の老舗、「漆器のアソベ」製造の、木製、黒塗 内朱塗『銚子』です。









大きさは、高さ9p(つまみまで)、胴幅11pほどで、紙箱付きです。

一般的な屠蘇器の形状ではなく、蒔絵等の装飾もなく、伝統的なデザインから外れていますが、味わいある屠蘇具です。木地に外側が黒漆で塗られ、内側は、おめでたい朱漆で塗られています。持ち手が金属というのも、珍しく、現代的なセンスが入った銚子になっています。

近年の屠蘇器、特に銚子は、加工が難しいこともあり、合成樹脂製のものや、木粉と樹脂の成型品に、漆が塗ってあるものが増えていますが、これは、木製です。

下の屠蘇器銚子は、2年ほど前に、買ったものですが、画像では、材質が判断できず、えいやで買ったのですが、木製ではなく、恐らく、木質樹脂製(木粉と樹脂の合成加工品)だと思います。そのリベンジというわけではありませんが、今回、木製の銚子を手に入れることが出来て、満足です。(笑)



多くの屠蘇器の銚子は、上のような形状をしています。私の銚子は、急須に近い形ですね。

漆器のアソベは、文化4年(1807年)、京都市下京区において、初代宇右衛門が創業し、その業を8代にわたって伝承している漆器の製造・販売を営む漆器の老舗です。

広島の百貨店「福屋」にも店舗があるようですので、一度、覗いてみようと思っています。

 漆器のアソベ

お酒を冷や(常温)で飲むには、漆器の銚子と、盃もいいですし、土ものの陶器で飲むのもいいですよね。



私が、いつも愛用している備前焼の片口鉢と、ぐい呑みですが、この片口鉢の形、注ぎ口の捻りが良く出来ていて、お酒の垂れを防いでくれます。

素晴らしい京漆器の盃を最近、ゲットしましたので、この愛用の備前酒器をしばし置いて、京文化の気分を味わいたいと思っています。



京漆器の歴史と特徴 については、「村田好謙作、京漆器盃「銀河」」をご参照ください。
                                                (記 : 2013年3月20日)

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