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エピソードと共に、その起源や、特徴を、ご紹介しています。意外な場所に、
意外な、お宝があるものです。画像と共に、うんちくも、お楽しみください。 

大館曲げわっぱの銘々皿

大館曲げわっぱ(おおだてまげわっぱ)脚付き銘々皿です。









大きさは、径:18.5cm、高さ:6cm、皿部分高さ:4.5cmで、ちょっと珍しい脚付きの銘々皿です。(もしかすると、茶道で使う、干し菓子盆かもしれません。)

内部は、朱漆塗り、高台内は、黒漆塗りとなっています。

脚付きでないものは、良く見かけますが、脚付きは、珍しいなと思って購入しました。

お刺身などを盛ると、お洒落ですね。

★ 大館曲げわっぱとは ★

大館曲げわっぱ(おおだてまげわっぱ)は、秋田県大館市の工芸品で、天然秋田杉の薄板を曲げて作られる、円筒形の木製の箱(曲物)のことです。

平安時代の遺跡からも発見されるなど、非常に長い歴史があり、江戸時代に、大館城代佐竹公が、領内の豊富な天然秋田杉に目を付け、武士の内職等に作ることを推奨したことが、産業としての曲げわっぱの始まりといわれています。

天然秋田杉の香りの良さや、美しい木目と色合いが食べ物をより一掃美味しくさせ、高級感があるという利点がありますが、原材料が、杉材のため、湿気や熱湯に弱く、割れやすい、傷みやすいなどの欠点もあります。

 白木の弁当箱

本来は、塗装をせずに、白木のまま使われていましたが、見込部分に朱漆を、高台内を黒漆、透明部分をウレタン塗装をして、防水性を高めたものも多くなっています。

主におひつや、弁当箱、わっぱ飯、お盆などに使用され、特に、秋田杉の特徴である吸水性の良さを利用した弁当箱や、おひつは、白木のままで使用します。

また、最近では、現代のライフスタイルに合わせたコーヒーカップ、パン皿なども作られています。

大館曲げわっぱは、昭和55年に、国の伝統工芸品に指定されています。
                                               (記 : 2015年5月18日)

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