株主優待生活のすすめ
少額投資でも、企業から贈り物が届く、株主優待株から株式投資をはじめる方法をご紹介します。

貸し株サービスのある証券会社
 

貸し株サービスといって、持ち株を証券会社に貸し出すことで、金利を受け取るサービスがあります。

当初は、マネックス証券が扱っていましたが、2008年2月18日から、カブドットコム証券が、2008年7月10日から、SBI証券が、このサービスを始めました。今後も、このサービスは、増えていくのではないかと思います。

仕組みは、下図のようになっていて、口座を開いている証券会社が、機関投資家に株を取りまとめて貸し出しして、貸出金利をもらい、そのお裾分けを、貸し出した我々がいただけるというわけです。

株主優待株の場合、どのサービスも、株主優待自動サービスのシステムがあって、権利獲得の時期になると名義を自分のものに書き直してもらえるので、権利は自動的に取れる仕組みになっています。

ただ、貸し出し期間中は、名義が自分のものではなくなっていますので、長期保有優遇制度には、対応していないので、注意が必要です。(「長期保有優遇株主優待株」参照)

この長期保有をどう判断しているかは、各会社によって違います。千代田インテグレは、名前が2期連続して
あれば、長期保有とみなしているようですし、同一の株主番号が連続していることで管理しているところもありますので、ご注意ください。

現在のところ、貸し株サービスがあるのは、下記の3証券会社ですので、比較表を作りましたので、ご参照ください。(貸し株金利は、市場の状態により、常に変化していますので、適宜、ご確認ください。)

貸し株サービスのある証券会社   

 

SBI証券

カブドットコム証券

マネックス証券

貸し株金利

こちらで確認ください。

0.5% 

新興市場以外 0.3%
新興市場 1.0% 

信用取引口座の場合 

不可 

可 

不可 

株主優待受取自動設定 

有り(申込み時全銘柄後に個別設定も可)

有り(個別設定) 

有り
(全銘柄/個別設定可) 

端株の取扱い 

S株不可 

プチ株不可 

取扱いなし 

お申込みは、 

   

★ 長期保有優遇銘柄は、要注意! ★


長期保有優遇銘柄の中には、年1回だけの銘柄であり、しかも、半期毎に単元株を持っている必要のある銘柄があります。

例としては、ぴあ(4337)、NECキャピタル(8793)辺りですが、株主優待自動サービスのシステムがあっても、9月期には、株主優待がないので、そのまま、貸し株として、貸していて、継続保有の条件から外れることがあります。

ぴあで泣いた優待族は多く、そういった半期毎に単元株を保有していることが条件の銘柄の場合には、その時期の前には、貸し株から外しておかなければいけません。

とは言え、直前に出したり入れたりするのは、面倒なことですし、忘れてしまったら、元も子もありません。ですので、こういった銘柄は、貸し株にしないことをオススメします。

★ 信用取引口座には、使えない ★

貸し株サービスの株は、他人に貸して、その金利をいただくわけです。

そのため、貸出している期間は、自分名義の株ではありません。そのため、信用取引の担保には、なりませんので、信用取引の担保に使いたいと考えておられる方は、利用できません。

カブドットコム証券の場合には、信用取引口座においても、貸し株サービスが利用できます。しかし、貸し株にしている株は、信用取引の担保にはなりませんので、ご注意ください。

★ 注意事項 ★

貸し株金利は、貸し株市場の動向によって、頻繁に金利が変わっていますので、常に一定の金利では、ありません。

株主優待自動受取の設定は、マネックス証券の場合、毎月15日までの優待情報に基づいていますので、15日以降に、優待の新設や、変更があった場合には、受け取れない可能性がありますので、ご注意ください。

SBI証券の場合には、四半期毎に、優待情報を改定しますので、新設、変更銘柄は、注意が必要です。

また、配当は、証券会社が一括して受け取り、分配しますので、配当控除の対象となりません。分配金は雑所得扱いになります。(但し、株主優待自動受取の場合 には、優待の権利確定時には、貸し株から一旦
外れますので、通常の配当が届きます。)

★ 楽天証券が貸し株サービスを開始! ★

2014年11月 29日より、楽天証券でも貸し株サービスの提供が開始されました。

サービス内容は、他社とほぼ同じですが、開始早々ですので、貸し株金利が有利になっているものもあるようです。

 

★ 少額投資でコツコツ株主優待株を集める人向けの証券会社 ★    

丸三証券
口座開設から2ヶ月は、手数料が無料。通常手数料も最低水準の証券会社。
ライブスター証券
取引手数料は、業界最安値水準。1約定10万円以下では、たったの84円!
SBI証券
1日10万円以内は、手数料100円。S株と呼ばれる端株も買えます。
岡三オンライン証券
1日10万円以内は99円、20万円以内は200円と、手数料が安い。 






(最終更新日:2015年1月28日)




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