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自然エネルギー依存は可能か?

2011年7月15日に、鳥取県倉吉市を訪れ、「名探偵コナンの里、青山剛昌ふるさと館」や、三朝温泉に行ったことは、先の記事の通りですが、その際に、目に付いたのが、島根県から、鳥取県の海岸沿いの、かなりの規模の風力発電施設でした。

見慣れぬ我々には、異様な印象を受けた風力発電施設でしたし、肌に感じる微風は吹いていましたが、あれだけの風力発電機が、動いていないのも異様でした。



これだけの風力発電機が設置されているのですから、風力発電に適した場所なんだと思いますが、私が訪れた際の発電量は、ゼロなんです。

まさに、自然エネルギーですから、エネルギーの供給は、自然任せです。

菅さんは、自然エネルギーへの転換が必要であると言っていますが、「言うは易し、行なうは難し」で、現実を見たら、とても自然エネルギーに依存することは出来ないということがわかるはずです。

「今日は、風が吹いていないから、仕事は止めにしよう!」なんて、エコライフを楽しむ余裕があるのであればいいですが、自然エネルギーへの転換を主張している人たちは、電気がなければやっていけない人たちばかりです。

日本は、台風も来るし、雪も降る、地震もある、過酷な環境にあります。日本海側の地方では、冬は、一日中どんよりとしていて、太陽光発電などには向いていません。雪が積もれば、発電量はゼロになります。

ヨーロッパでは、強風で壊れることのないヨーロッパ製の大型の風力発電機も、日本では。強風によって、壊れたものもたくさんあります。

ヨーロッパのような環境とは大きく違うのに、同じように考えている人たちの多いこと!

太陽光発電に立地が向いていて、かなりのスピードで太陽光発電が進んだスペインや、ポルトガルでは、新規の太陽光発電施設は、ほぼゼロになっています。何故でしょう?発電コストが高くて、補助金も出せなくなったからです。

補助金を大判振る舞いして、農地の上に太陽光発電施設を作ったドイツでは、今後、食料の自給問題が上がってくるでしょう。

確かに、オランダのように一定の風が一年中吹いている場所では、風力発電はいいでしょう。昔から、風車を利用して、動力源にしています。

日本では、昔は水車がいたるところにありました。日本には、豊富な水があるからです。豊富な水の利用をもっと推進すべきでしょうね。


                大分県日田市・小鹿田の「唐臼」

自然エネルギーというのは、その場所、その場所で適したものでなければ、使い物にならないのです。

マスコミによって、一方的なコンセンサスへ動きやすい世の中になっていますが、流されるのではなく、きちんと現実を分析する姿勢を、持ち続けなければいけないと思っています。
                                                (記 : 2010年7月23日)

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