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田母神発言は、間違っている!

「大東亜戦争は、侵略戦争ではない」とする論文を発表した、田母神俊雄・前航空幕僚長が、更迭されても、尚、自分の考えは、「間違っていない」と発言しているようです。

正に、「井の中の蛙」であり、国際的な見識のかけらも見られない発言に、こういう方が、防衛省の高い位置におられるかと思うと、恐ろしい気がします。

私は、若い頃から、海外へ出掛けることが多かった関係で、色々な経験をしています。

その中でも、第2次大戦で、色々な国々に迷惑を掛けて、申し訳ないと感じさせられることが、何度もありました。

イギリスにいた時に、パブでビールを飲んでいたら、大戦で、日本軍の捕虜だったという方が、話しかけられてきて、「働け!」、「休め!」とか、そういった日本語を、今でも覚えておられて、辛かった日々の話をしてくれました。

オーストラリアには、4年近く住んでいたのですが、オーストラリア人は、表面上や、ビジネス上では、親日派になってくれていますが、ちょっと田舎に出掛けると、日本人と会うことも嫌だという、おじいちゃん、おばぁちゃんが、たくさん、おられました。主に、東南アジアで、直接、日本軍と戦っていた人たちや、その家族ですから、今でも、「日本人は、大嫌い」なんです。

韓国に、旅行に出掛けた時に、レストランで、生簀の中の石鯛を、刺身とチゲにしてもらいたかったのですが、英語は通じず、困っていたら、どこからか、おばぁちゃんを呼んできて、日本語で、注文を取ってくれました。

韓国のおじいちゃんや、おばぁちゃんのほとんどは、日本語が、話せるんです。何故かって?日本が占領して、日本語を強制的に教えていたからなんです。

シンガポールでは、日本軍の残虐な行為を忘れないように、生々しい写真を、今でも展示して、大戦を忘れないようにしています。

ましてや、中国では、相当酷いことを日本軍がしてきたのですから、日本人を許すなんて、有り得ないことでしょう。

日本人は、とかく、「終わったことだから仕方がないではないか」、「もっと未来的な発想をしなければいけない」などと、自分たちがしてきたことを棚に上げて、「過去との決別」をしたい風潮があります

しかし、それは、自分勝手な考え方 で、実際に酷い目に合った人からは、受け入れることが出来ないことなのです。それだけ、戦争で日本軍が、犯した過ちが、大きいということなのです。

確かに、田母神さんが、言うように、日本軍が作った道路や空港や港湾施設等が、今でも使われているところは、結構、あります。

しかし、それは、人のうちに土足で入り込んで、便利なものを作ってあげたので、感謝しなさいと言っているようなものです。

自分の国を、自衛する権利は、どの国にもあります。ですから、自衛隊という軍隊を持って、自衛することは、憲法にも違反しているとは思いません。(永世中立国スイスでは、国民皆兵で、自衛しています。)

しかし、日本は、もう、「軍隊によって他国に、ご迷惑を掛ける戦争はしません!」と、憲法で、宣言しているわけですから、自衛隊は、他国の脅威とならないように注意しなければいけないし、「自衛権を担保するためだけにある」ということを、幹部の方々はもちろん、最後の一人の隊員にまでに、その意識を徹底させてもらいたいものだと思っています。
                                              (記 : 2008年11月16日)

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