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貧しいと結婚できない?

最近のNHKの番組で、団塊ジュニアの世代(現在35才くらい)の人たちが、収入が少ないので、結婚も出来ない、子供も作れないという特別番組をしています。(あすの日本「”35歳”を救え!」、日本の、これから「未婚社会」参照)



そんな番組を見ていると、「日本って、いつから、こんなに貧しい国になったんだろう?」と思います。

私は、仕事の関係で、色々な国々で、底辺を支えてきてくれている人たちを見てきていますが、例え、1日の日給が、300円であろうとも、その人たちは、決して貧しくはなく、人間としての営みを、きちんと果たしています。

私は、いつも、貧しいかどうかということは、お金の有無には、関係がないと思っています。

日本人の目から見ると貧しいと思えることであっても、そこに住んでいる人が、そう思わなければ、貧しくはないのです。

例えば、インドネシアの話をするとすると、平均的な人の日給は、300〜500円程度です。現在の一般人の生活を見ていると、丁度、我々の年代の子供の頃を思い出させてくれる生活です。(一方で、多くの桁違いのお金持ちもいますので、誤解のないように!)

家には、冷蔵庫がなく、氷売りのおっさんが、氷をひとかけら、毎日届けてくれて、発泡スチロールの箱が、冷蔵庫です。おかあさんは、毎日、市場へ買い物に出かけて、その日の分だけ、食べ物を仕入れて、食事を作ります。子供が手伝うのは、当たり前、家族で、生活を支え合います。

それでも、一家団欒の食事は、おいしく、子供たちは、日が暮れるまで、遊んで、夜は、こてんと寝入ってしまいます。

まさに、45〜50年前の日本の生活と同じだと思いました。そして、人間としての、「当たり前」の営みがあり、豊かな生活があるのです。

日本も通ってきた道ですが、どうして、今の日本では、「当たり前」の営みが出来なくなったのでしょうか?

適齢期になれば、相手を見つけて結婚し、子孫を作るという「当たり前」の営みをすることが、現代の日本では、収入が少なくて、難しいという議論でした。

そうなってくると、「豊かさとは何か?」という問題になってきます。

豊かであるということは、決してお金を持っているということではないということに、気付き始めるはずです。

人間は、決して、一人では暮らしていけないのです。今は良くても、必ず、いつかは、誰かに頼らなければならなくなるわけです。その時に、支えてくるのは、家族であり、一番頼りになるのは、配偶者であり、その次が、子供になるのでしょう。社会(他人)が支えてくるというのは、妄想だと考えるべきでしょうね。

結婚しない、子供を作らないというのは、自分の応援団を、自ら、作ろうとしないということです。

多くの人が、教育費が掛かることや、政府の支援が足りないという理由を挙げていましたが、すべては、将来、自分に跳ね返ってくることですから、目先のことに捉われないで、自分が、人の頼りが必要になる時のことを、もっと、真剣に考えてもらいたいものだと思って、番組を見ていました。

自分が、苦しい時に、味方になってくれて、助けてくれるのは、結局、家族だけ(特に配偶者)ということに、気が付いてもらいたいものだと思います。 (注1)

注 1: 現代では、配偶者と共に生きる期間が、一番多くなっており、否が応でも、一番長く付き合うことになる配偶者が、心の支えになるのは、自然であるということになると思います。
                                               (記 : 2009年5月10日)

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