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出る杭は打たれる国ニッポン!

2010年1月23日、小沢幹事長が、東京地検の特捜部の事情聴取を受けました。

どうやら、告発をしているやからがいるそうですね。

しかし、昨年からの、民主党つぶしと取られてもおかしくないような東京地検の捜査は、民主党の議員でなくても、タイミングがぴったりですし、何か、あ・や・し・いと思っている人も多いのではないでしょうか?

私もその一人で、裏のフィクサー辺りが、情報をリークしながら、「出る杭を打とう」としているのでは?と感じます。

1993年の細川政権の時にも、佐川急便事件で、政治と金の問題を追求され、細川さんは、「止〜〜〜めた!」と言って、颯爽と、政界から逃げていきました。

そして、政権交代は、短時間(9ヶ月)で終了しています。

その際、私の記憶にあるのは、細川さんが、個人の資産を何億円も、日本新党に貸し付けていたことです。多分、返してもらうことなく、その貸付金は、JALの株券のごとく、終わったのでしょうね。(笑)

今回も、鳩山さん、小沢さん共に、何億という資金を用意していますし、実権を握るには、やはり資金が必要なんだいうことを、改めて感じさせられます。

さて、今回は、政治資金規正法違反の記載ミスという、この程度の罪(印象としては、立小便をして逮捕された感じ)で、秘書を3人も逮捕しているのですから、東京地検は、贈収賄事件の立件が出来ると踏んでのことだとは、思いますが、政権交代によって出来た、日本の政治の流れを変える潮流を止めてしまう可能性があることですから、事態は、重要です。

93年の時の政権交代と、ダブって感じるのは、当時のことをご記憶の方には、多いと思います。

民主党政権に対する「官僚の抵抗」か?、公共事業を減らされた「建設業社の反抗」か?、政権交代によって利権を失った人たちの反逆か?なんて、ゴシップ的な見方が出てくるのも、ある意味で、自然かもしれません。

小泉さんの遺産である、「建設業の談合の取りやめ」は、現在、国内では、確実に実行されており、水谷建設の賄賂の提供は、すでに意味を持っていない頃のことなんですが、どうなんでしょうね?

今後の事態の推移を、見守りたいと思います。

(注 : 建設業界が、談合をしなくなったのは、小泉元首相が、大手ゼネコン5社の社長を集め、談合をしないように説得し、大手5社が談合に加わらなくなったことから、談合が成立しなくなり、その結果、談合がなくなったとされています。それまでは、法律で縛っていましたが、「必要悪」として、まかり通っていた談合が、なくなったのは、小泉さんのお陰ということで、「小泉さんの遺産」としています。)
                                               (記 : 2010年1月24日)

追記 : 出る杭は打たれる国ニッポン(その2)

民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる事件で、東京地検特捜部は、小沢さんの贈収賄事件を立件することが出来ませんでした。

その代わり、政治資金規正法違反(虚偽記載)罪で、石川議員や、元秘書を起訴していますが、今回の場合、政治資金規正法違反容疑は、明らかに、別件逮捕であり、何故、贈収賄事件を立件出来なかったのか?ということには、きちんとした説明が必要なような気がします。

先日、「出る杭は、打たれる国、ニッポン」でも、お話しましたが、政治資金規正法違反の虚偽記載程度の罪であれば、立小便をして、軽犯罪法違反で逮捕されたのと同じようなものです。

普通の人が、立小便をして、逮捕、起訴されるでしょうか?

日本は、「法の下に、平等」ですが、書類の記載ミスでの政治資金規正法違反に当るものは、数多く存在すると思います。本当に、「法の下に平等」であれば、それらも、見逃すことなく、逮捕、起訴すべきなのですが、秘書の書類の記載ミスということであれば、訂正すればいいことです。

その程度のことで、逮捕して取調べをしたのですから、私は、完全に、贈収賄事件が立件できるのだろうと思っていましたし、もしも、立件できなくて、政治資金規正法違反だけで終わったら、「ごめんなさい」では、済まされないことだと思っていました。

私は、告発した人からの提供された嫌疑の内容や、捜査の過程等を、東京地検は、説明する必要があると思います。

東京地検の捜査が公正になされたとすると、結果的に、小沢さんは、あらぬ嫌疑によって、大変な迷惑を、被ったわけですし、今、世論は、「小沢バッシング」で、小沢さんを辞めさせようとしています。

もちろん、贈収賄事件であれば、重罪ですから、秘書の罪であれ、小沢さんが議員を辞めるのは、当然だと思いますが、小沢さんは、一貫して、否定しており、東京地検も立件できなかったのですから、「小沢バッシング」は、「出る杭は、打たれる国、ニッポン」を象徴しているような印象を受けます。

今朝のNHKの日曜討論でも、国民新党の自見さんが、小沢さんの功績を取上げようとしたら、司会者が、口を挟んで、語らせませんでしたが、政権交代を実現させるまでの、小沢さんの貢献と努力を考えると、面白おかしく演出して、マスコミが作る世論によって、こんな大切な人材を葬っていいのだろうか?と思ってしまいます。

昔のソニーのような、会社が、異端児と思われるような人材でも受け入れるような度量がないと、会社も、社会も成長していけません。長所を見ないで、欠点を批判するだけの人間には、なりたくないなと、私は、思っています。(私が、異端児的な存在だからかな?(笑))
                                              (追記 : 2010年2月7日)

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