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おやっ?と思うこともあると思いますので、ご一読ください。 

施設を増やすと待機児童が増える?

近年、働きたくても働けない主婦への支援事業として、保育施設を大幅に増やしたり、保育ママの制度を新設したり、色々な手段を使って、保育が必要な児童の受け入れ施設を増やしています

しかしながら、現実は、どうかといいますと、保育施設を増やせば、増やすほど、待機児童が増えていくという結果になっています。

これは、ある意味で、当然のことで、これまで、保育施設が必要でなかった人たちが、「必要」となってきているのですから、今後も、同じ政策を取っていれば、同じ傾向が続くのは、目に見えています。

誰だって、自費だと嫌だけど、公的支援で、子どもを見てくれるのなら、預けたいですよね。

しかしながら、この風潮には、大きな問題点があると思います。

民主党では、ありませんが、「子供は、親が育てるのではなく、社会が育てる」という風潮が、一般化して、親が、親でなくなりつつある現実があるのは、嘆かわしいことです。

幼児期の子供は、大変センシティブで、5才までに、その人間の人格がおおまかに決まってしまうと言われています。

その大切な時期に、親が、子供を、社会に預けてどうするんだよ!というのが、私の意見です。自分の子供の人生を決定付けようとしている時期に、何故、Full Timeで愛情が注げないのか?、それほどまでに、日本は、貧しい国になっているのか?、たった3年くらい何故我慢できないんだ!ということです。

極論でいうと、「子供よりは、お金が大事」と思っているのでは?いうことです。

いずれは、自分たちを支えてくれる子供たちに対して、そんなことでいいのか?と思いませんか?

必ずや、そうした子供たちが、大きくなる頃には、社会問題化して、「家族の分裂」、「家族破壊」などという特集が組まれることになるでしょう。

また、最近は、子供は夫婦で育てるといって、平等に育児を望む女性が増えています。もちろん、子供は、夫婦で育てるものですから、父親は、何もしないというのではいけません

ただ、最近の女性から発声される「平等に」という言葉は、「平等の作業をするのが、当たり前」という意味のような気がします。

しかし、母親ができることと、父親ができることは、明らかに違っています。「平等に」という言葉は、平等の作業量ということではないのです。

私は、よく家内に、「父親は、子供たちと友達になってはいけない。常に、手本でなくてはいけない。」と言っています。父親は、子供にとって、「怖い存在」でもなければいけない、その代わり、母親は、子供たちの親身になってくれる存在であるべきだと思っています。(逆でも構いませんが・・・・・、いや、もうすでに、逆になっているかも?(苦笑))

子供に、お友達だと思われている父親を尊敬せよといっても、それは無理でしょう。父親は、子供たちの、「自分が追い越すべき目標」であるべきです。

私は、保育所が必要な時期の子供にとって、母親の十二分過ぎるほどの愛情を感受することの大切さは、お金では買えないものだと思っています。

社会も、保育所を作るのではなくて、幼児期の子供に、充分な親の愛情を注ぎ込めるような施策を取ってもらいたいと思っています。今の風潮は、本末転倒していると感じています。
                                               (記 : 2010年4月11日)

追記 : 保育所定員と待機児童数



まず、この表から、少子化と言いながら、保育施設、定員、利用者共に増えている実態がわかると思います。加えて、利用率は、約96%で、4%の欠員があり、全体として見ると、満員で入れないという状況ではないことがわかります。

待機児童数は、リーマンショック後の平成20年度から急増しており、構造的な問題ではなく、一時的な現象であり、景気が回復すれば、通常のレンジに戻る可能性が高いように思われます。

しかし、鳩山首相が、子育て支援を打ち出したため、子供は、親が育てるのではなく、社会が育てると勘違いした母親たちが、当然の権利として意識の中に定着した結果である可能性もあります。

いずれにしても、児童数が減っているのに、保育所が増え、待機児童が増えるという現象は、このまま、世論に流されて、施設数を増やしていけば、いずれは、破綻するパターンのような感じがします。

本文で述べたように、保育所を作るのではなくて、母親が保育所に子供を行かせくてもいいような政策を取るべきだと思います。
                                               (追記 :2011年2月1日)

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