毒舌家ともさんの辛口評論だよ〜〜〜ん!                                         <<<辛口評論サイト>>>

トップへ  当サイトでは、筆者が、自らのブログの辛口コラムで取り上げた、辛口の評論・意見を中心にまとめ、世論に惑わされない見解を、ご紹介しています。
おやっ?と思うこともあると思いますので、ご一読ください。 

外交音痴が外務大臣をする国

尖閣諸島周辺の日本領海での巡視船への衝突事件で逮捕、送検されていた中国人船長を、処分保留で釈放したことで、右よりの方、左よりの方から色々なご意見が出ています。

まぁ、これは仕方がないことですが、その批判している人たちに、何かが出来ていたか?と言えば、何もすることは出来なかったのですから、「犬の遠吠え」として聞いていれば良いことですが、今回の問題は、やはり大きな問題を抱えていたというべきでしょうね。

すでに、こういう状況になってしまったのですから、誰が当事者でも、こういった結論にするしかなかったのですから、これは、仕方がないことですが、何故、こんなに大問題になってしまったのか?ということは、議論する必要があるように思います。

この問題をここまで、大きな問題にしてしまったのは、やはり、前原外務大臣(当時国土交通相)の軽はずみな行動でしょう。

日本国が、尖閣諸島を日本の国土としているのはいいとして(実際に、所有者がいるそうです。)、前原大臣は、尖閣諸島に領有権問題があることを知っていながら、現場を視察して、「日本の国土であり、領土問題はない」と発言しています。

例えば、同じように領有権問題がある竹島へ前原大臣が行って、日本国の国旗を立てたらどうなるか?ということは、容易に予想できることです。

外交というのは、相手があることですから、自分の言い分を一方的に言っても、通用しないということを、日本国の外務大臣をしている人が、ご存知ないのは、どう考えてもわかりません。

私が、前原さんを、外交音痴と言っても、そんなに的を外れているとは思えないですよね。

きっかけは、小さな事件でしたが、問題は、どんどん大きくなっていきました。その過程で、外交音痴でなければ、もっと小さな火種で終わらせることも出来たのでしょうが、菅政権が、問題を甘く見ていたのは、「政権を取って間もないから」と言い訳をしても、失った国益を考えると、弁解できるものではありません。

ここで、さらに中国を悪者にする風潮を、マスコミが煽っては、もっと国益を損なうことになるでしょう。

私が、不思議で仕方がないことが、何故、中国人船長をこんなに長く拘留する必要があったのか?ということです。

その間、何をしていたのでしょう?テレビドラマのように、取調官が、「ハケ!ハケ!」と、毎日、毎日、詰問していたのでしょうか?(笑) 衝突が、「故意ではなく、逃げる途中での偶発的なものであった」のなら、余計に、「今度から、逃げないで、停船命令には、従ってね!」と注意して、返せばよかったことのような気がします。

また、「ビデオを撮っていて、衝突の際の映像があり、中国漁船側に非がある」と、前原大臣は、言っていましたが、何故、公表しないのか? 本当に中国側に非があるのが、映像で証明されれば、中国の世論も変わったかもしれません。これも、疑問ですよね。

いずれにしても、外交というのは、相手がいることであり、相手の立場に立って一度考えてみなければ、無意味な緊張を引き起こして、国益を損ないかねないのです。特に、前原さんや、玄葉さん、枝野さん辺りは、自分たちが、「青いということを、充分認識してもらいたいと思っています。
                                               (記 : 2010年9月25日)

Copyright (C) ともさんの辛口コラム  All Rights Reserved 
















inserted by FC2 system