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今日は、最近、話題になっている活断層の原発に及ぼす影響についての話です。 2012年12月12日の福井県の敦賀原発2号機に関する活断層を調査した、原子力規制委員会の会合での見解について、NHKの報道では、 「福井県の敦賀原子力発電所の断層について、国の原子力規制委員会は、専門家と 評価する会議を開き、2号機の真下を走る断層が活断層の可能性があるという判断を示しました。」 「国の指針では、活断層の上に原子炉などの重要な施設の設置を認めていませんので、廃炉の可能性が高くなりました。」 問題となっている敦賀原発2号機 うむむむむ・・・・・・ 今、断層を調査している人たちは、「地質屋」ですから、「地質屋」の観点から、この断層が、活断層か?どうか?ということをしているわけです。 そこに断層があれば、地面がずれて出来たものですから、今後も動く可能性は、常にあります。 ましてや、こんな時期に調査しているわけですから、保守的な結論にならざるを得ず、ちょっとでもずれたら、「活断層ではないと判断したではないか!」とマスゴミから糾弾されますから、仕方がないことかもしれません。 私は、まぁ、かつてずれたことのあるものを、今後、動かないという方に結論を持っていくには、無理があると思います。 そうすると、敦賀原発2号機は、廃炉にしなければいかないのか?というと、私は、そうではないと思います。 問題は、どれだけずれる可能性があり、それが、どの程度、原発の安全性に影響するか?ということです。 簡単に言えば、蚊にかまれて、病院に行く人はいませんが、足を骨折すれば、病院に行くでしょう。 「活断層がある」→「国の指針が認めていない」→「廃炉するしかない」という発想が、科学的な見地に立っていないということです。 その断層が、どれだけずれる可能性があり、それによって、このような影響が原発に起こり、このような危険があるというような説明が、「科学的な見地からの判断」と言えるのだと思います。 私は、技術者ですので、ここまでは、「いい」が、これ以上は、「いけない」という判断を、科学的な見地から、仕事の上で判断しています。(時には、「勘」の時もありますが・・・・(笑)) 「本に書いてあるから、本の通りにやりなさい」では、学校の生徒であっても、本が読めれば、出来ることで、技術者なんていりません。 マスゴミの論調を見ると、彼らの見識は、全く見識のないヤンママ程度のものです。 地理的にも、歴史的にも、津波の影響を、ほとんど受けたことのない九州電力の玄海原発に、津波対策をさせたり、「科学的な見地」ではなく、「感情的なもの」から、対策を求めて、最終的には、国民の負担にさせて、何が楽しいのだろうか?と、理系の人は考えているのではないでしょうか? 国の原子力規制委員会には、「プロ」としての、「科学的な見地」からの判断をしてもらいたいものだと、私は、思っています。 (記 : 2012年12月15日)
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