株主優待生活のすすめ
少額投資でも、企業から贈り物が届く、株主優待株から株式投資をはじめる方法をご紹介します。

夜間取引ができる証券会社
 

■ 追記 : 2011年11月2日 ■

今般、夜間取引をしていた証券会社が、相次いで、夜間取引から、撤退しています。

夜間取引は、ザラ場が見れない個人投資家が、夜間を使って、取引ができるようにと、2001年1月に、先陣を切って、マネックス証券がはじめたものです。

こちらのシステムは、当日の終値で取引をするというものでしたが、中々、取引が成立せず、私も、少し注文を入れたことがありますが、すぐに「使えない」と思って、利用は止めています。

マネックス証券は、2011年12月上旬を持って、このシステムを終了するそうです。

同じシステムを使用していた丸三証券は、2011年7月28日にすでに、夜間取引を終了しています。

東日本大震災によって、停止中のSBIジャパンエクスト証券のPTSシステムを使用していた、GMOクリック証券も、2011年10月28日にサービスを終了しています。

同じシステムを利用している楽天証券は、今のところ、IRを出していません。

SBIジャパンネクスト証券は、来年1月に、システムを再開すると発表していますが、すでに、GMOクリック証券は、再参加することはないようですし、楽天証券は、様子見のようです。

唯一、SBI証券が、来年1月のSBIジャパンネクスト証券の再開に合わせて、復活する見込みのようです。

独自のシステムを構築して、2006年8月から運用していたカブドットコム証券も、2011年10月31日に夜間取引のサービスを廃止しています。こちらは、採算が取れなかったという理由のようです。(「会社発表」参照)

大和証券も、2011年12月21日に、夜間取引を終了すると発表していますし、ついに、SBIジャパンネクスト証券が、再開するまでは、夜間取引が出来なくなるようですね。

不思議なのは、何故、この時期に、夜間取引サービスの終了が相次いだのでしょうか?

1つの大きな影響が、東日本大震災でしょう。自粛、節電・・・・・株の売買をしている時ではないというムードが広がり、SBIジャパンネクスト証券のPTSシステムは、3月14日から、停止中のままです。

もう1つが、採算が取れないということでしょう。夜間に取引をするのは、個人投資家のみですから、どうしても、取引売買高は、少なく、手数料を多少上げても、追いつかないということのようです。

カブドットコム証券では、現在のPTSの運営コストの月額約0.6億円をカバーすることが出来なかったということです。

私は、1つのシステムに、多くの証券会社が加わるシステムでないと難しいと、当初から思っていましたが、案の定、共倒れの結果になっています。

今後、夜間取引が盛んになるとすれば、SBIジャパンネクスト証券のシステムに、ほとんどのネット証券が参加するくらいしか可能性はないと思いますが、GMOクリック証券が、脱退していますし、夜間取引の復活は、好景気が来るまでは、難しそうですね。

かく言う私も、夜間取引は、結局、1度も取引をしませんでしたので、やはり、魅力が乏しかったということなのかもしれません。

■ 前記 : 2010年12月11日 ■

平日のザラ場での取引の出来ない人にも、取引が出来るように、夜間取引ができるようになってきました。

流動性という面では、取引株数が少なくて、ザラ場のようには行きませんが、うまく付き合う方法があります。

まず、夜間取引には、3種類 あることを説明したいと思います。

★ マネックスナイター式夜間取引 ★

文字通り、マネックス証券が、開発した夜間取引方式で、その日の終値で、夜間も取引できるというものです。

マネックス証券丸三証券などで取り扱っています。

この方式は、取引価格が、その日の終値で、固定ですので、買いたい人と、売りたい人の思惑が一致しないと売買が成立せず、私の経験では、取引が成立するのは、かなり流動性がある銘柄に限られているようです。

★ オークション方式夜間取引 ★

オークション方式とは、現在の東証のシステムと同じで、売り方、買い方とも、マーケットの適正価格で取引
が出来るようにしたものです。

カブドットコム証券が、日本ではじめてPTS方式による夜間取引を、2006年9月15日からはじめました。

当初は、夜間だけでしたが、今では、朝8:20〜23:59まで、ノンストップで開かれています。ザラ場の
見れない人には、相場に参加できるので、人気があります。

ただ、参加証券会社が、カブドットコム証券だけですので、流動性は、やや劣っているような気がします。

★ 顧客指値対当方式夜間取引 ★

その後、SBI証券クリック証券楽天証券、が、共同で私設取引所を作る構想が出来て、まず、SBI証券が、2007年8月27日にはじめ、今では、クリック証券楽天証券が、順次、加わっています。

顧客指値対当方式というのは、売り、買いの双方が、指値をして、売り買いをするので、価格が動くのが、
特徴です。その為、売りたい時は、相手の指値さえあれば、その指値で売れることになります。

現在、この市場が一番、人が集まっているようで、流動性が一番あると思います。

このように、今や、株式売買は、夜間にも出来る時代になっています。

                 ★ 夜間取引のできる証券会社比較 ★

PTS方式 

売買価格の決定方法 

参加証券会社 

取引時間 

流動性 

マネックスナイター方式  その日の東証・大証の終値  マネックス証券
丸三証券 

18:30〜23:59 

少ない 

オークション方式  東証・大証と同じ寄せ値方式  カブドットコム証券 

8:20〜23:59 

やや少ない 

顧客指値対当方式  顧客が指値を提示し、その指値で成立させる方式  SBI証券
クリック証券
楽天証券

19:00〜23:59

PTSでは、最大 


★ 夜間取引を使った裏ワザ ★

株主優待株は、最近、権利落ちが大きくなる傾向があります。

出来れば、この大きな権利落ちを逃れたい・・・・と思われる優待族の方も多いと思います。

そこで、注目されるのが、夜間取引です。

何故、夜間取引なのか?

実は、権利付き最終売買日の夜に取引された株は、次の日の約定扱いになり、翌日の証券取引所での、
権利落ちの状況を見る前に売ってしまうことが出来るのです。

もちろん、吉と出るかどうかは、神のみぞ知るということになりますが、権利付き最終売買日の夜間取引で
うまく売り抜けた人もおられるのも事実です。

権利落ちの恐怖から逃げるには、この夜間取引を利用されるのも、一手かな? と思います。
                                               (2010年12月11日 更新)


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