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春酒介寿

春酒介寿 : しゅんしゅかいじゅ (訓読 : しゅんしゅ じゅをたすく)

「春、酒を飲むと、寿命を長くしますよ!」という意味で、「水に流れている桃の花をうかせて、酒を飲んでみたところ、気力が充実して300歳まで長生きした」という古代中国の故事にちなんだもの。(詩経)



冷暖房の環境の良くなかった頃には、やっと春を迎えられるかな?という時期と、夏の終わりに亡くなられるお年寄りが多かったものです。

特に、冬を越えて、春になると、「また1年長生きできる」という気持ちになるのではないか?と思います。

この句は、そういった辛い冬を生き延びて、春になって、梅や桃、桜を眺めながら、お酒を飲むと、また、今年も1年生きていけるという自信が出てきて、希望が湧くということを表しているのかな?という気がします。

にじみ の出やすい「久生 」という和紙に書いています。 筆は、かな十条用の細筆を使っています。

記 : 2015年7月20日

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