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下載清風 : かさいせいふう (訓読 : かさいのせいふう) 「荷物を満載した船が、その荷を下ろしたあと、軽快に帆を張り進んで行く。その様は、あたかも、心の重荷を下ろし たかの如くである。」という意味です。 出典は、中国の宋の時代の禅宗の書物の、碧巌録第45則で、「編辟曾埃老古錐、七斤衫重幾人知。如今抛擲西湖裏、下載清風付与誰。」から取られています。 禅語として解釈すると、「苦の源泉である“迷い”や、その結果としての不安という“重荷”を下ろせば、清々した気分になれる」と取れますが、我々の年代になりますと、子供たちを立派に育て上げて、社会の一員として、巣立ちをさせ、住宅ローンなどの負の遺産もなくなると、清々しい気分で、新たな出発が出来ると取ることもできます。 にじみが強く出る半紙に、太筆で、「下載清風」の気分で書いてみました。(笑) 記 : 2015年7月29日
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