我流ではじめた楽しむ「書」のコレクション!

行雲流水

行雲流水 : こううんりゅうすい 

雲は悠然として 浮かび、しかもとどまることなく、水はまた絶えることなく さらさらとして流れて、また一処 にとどまることがない。一事に執着せず、 「無心にして無碍自在のありよう」を表す言葉です。(禅語)

出典は、普勧坐禅儀(ふかんざぜんぎ)で、 鎌倉時代の禅僧で、宋へ渡るなどして修行を重ねて、永平寺を開山した、道元禅師の教えを説いた著書です。



空を見上げ、雲の様子を見ていると、常に移動していることがわかります。明日、同じ雲に会うことは出来ません。川の流れも、いつも同じように流れているようですが、常に、川の水は、下流へ流れ、海に達します。

「ゆく川の流れは、絶えずして、しかも、元の水にあらず」・・・・・鴨長明の「方丈記」と同様に、「無常」を表す熟語だと思います。

物事に執着せず、淡々 として、自然の成り行きに任せて行動せよと言われても、頑固者の私には、まだ、そういった境地に達することは、出来ません。

人間、いつ、「丸く」なるんでしょうね?(笑)

この書は、少し、違ったタッチの書に挑戦してみたくなって書いた、初期のものです。筆を立てて、リズミカルに動かしてみました。

記 : 2015年9月8日

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