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トップへ  当サイトでは、筆者が、世界中を旅したところで集めた焼き物・骨董品を、
エピソードと共に、その起源や、特徴を、ご紹介しています。意外な場所に、
意外な、お宝があるものです。画像と共に、うんちくも、お楽しみください。 

たち吉製・高台汲み出し茶碗

たち吉の、高台汲み出し茶碗4個組です。











大きさは、径:8cm、高さ:5.5cmほどで、シンプルな染付の模様に、金の高台線が入っています。多分、波佐見焼 だと思います。

汲み出し茶碗だと思いますが、ちょっと大きめのぐい呑みにもいいし、向付としても使えそうなので買いました。

高台内には、たち吉 の前身の橘屋吉兵衛を示す、「」のマークが入っています。

実は、元々は、5個組だったのですが、梱包の際に1個破損してしまったということで、4個となっています、我が家は、息子たちが巣立って、3人家族ですので、充分です。

★ 「汲み出し」とは? ★

汲み出し 」とは、お客様にお出しするときに使う湯呑みで、元々は、茶の湯で、寄付(よりつき)や待合( まちあい)で用いる、広口の小さな茶碗です。

一般的な家庭で使う湯呑が、下のように、筒形のものが多くなっているのに対し、汲出は、湯呑みより丈が短く、浅めになっています。

 小鹿田焼

★ たち吉とは ★

たち吉は、京都にある老舗の陶器販売業者で、たち吉がデザインしたものを窯元に焼いてもらって売るというスタイルの販売方法を取っている会社です。

たち吉の前身、「橘屋吉兵衛」が京都の中心地・四条富小路に誕生したのは、江戸時代後期の宝暦2(1752)年といいますから、250年以上の歴史があります。

昭和30年代から、「頒布会」という手法で、飛躍的に売り上げを伸ばし、全国に、その名を轟かせました。

たち吉が、発注している窯元は、「九谷焼」、「美濃焼」、「瀬戸焼」、「常滑焼」、「四日市万古焼」、「信楽焼」、「京焼」、「備前焼」、「萩焼」、「伊万里・有田焼」、「波佐見焼」と、全国の有名窯を網羅しています。

それぞれの焼き物の特徴に合わせた、デザインを創作して、発注し、製品を「たち吉 」名で、販売しています。
                                              (記 : 2016年10月29日)

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